柔道リオ五輪銅・海老沼匡は3年連続準V「つくづく甘い。自分に腹立たしい」(スポーツ報知)
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新型コロナウイルスの感染拡大後、柔道で初の全国大会となる講道館杯全日本体重別選手権が31日、千葉市の千葉ポートアリーナで開幕した。男子73キロ級では、66キロ級でリオ五輪銅メダルの海老沼匡(30)=パーク24=が決勝で昨年に続いて原田健士(22)=日体大=に敗れ、3年連続の準優勝となった。
延長の末に内股で技ありを奪われて敗れると、海老沼は天を仰いだ。「つくづく甘いなと。最後まで攻めて負ける分にはいいけど、攻められて負けている。自分に腹立たしい」と厳しい表情で振り返った。
コロナ禍で初めて試合を迎えたことへの喜びは感じていた。「僕らは選手なので、こうやって試合ができるのは本当にうれしく思います。(感染対策も)徹底していると思った」。だがリオ五輪後に階級を上げてから、頂点にわずかに届かない日々が続く。30歳となり「僕の中では先はそんなに長くないと思ってる。一試合一試合、全力で戦いたい。優勝したいという気持ちで臨んだ」と覚悟を持って挑んだ大会でもあった。
それでも情熱は衰えていない。年内の出場大会はこれが最後だが、今後に向けて「『まだできるんだ』という証明にはなった。今回で終わりということはない」と意欲を燃やした。