台湾LGBTプライド コロナ下でも約13万人が参加 社会の理解訴える(中央社フォーカス台湾)

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(台北中央社)性的少数者(LGBTなど)の権利向上を目指す「台湾LGBTプライド」(台湾同志遊行)が31日、台北市内で行われ、一人の人間として尊厳を持って生きられる世の中の実現を求める参加者らが、社会の理解を訴えた。主催の台湾彩虹公民行動協会によると、参加人数はピーク時で13万人に上った。 2003年に始まった同パレードは今年で18回目を迎える。新型コロナウイルスの影響で海外からの参加が難しい今年は、米グーグルの協力を得て、パレードの様子を動画共有サイト「ユーチューブ」でライブ配信し、現場の雰囲気を世界に届けた。 協力団体の彩虹平権大平台は、台湾では昨年5月に同性婚が合法化されたが、ジェンダー平等や国際結婚や養子縁組、人工生殖など、改善が待たれる課題はまだ多くあると指摘し、パレードを通じてさらに一歩踏み込んだ問題にも関心が寄せられることに期待を示した。 会場には、台湾に居住する外国人の姿も見られた。米国から来たというApril さんは、アジア最大級のプライドパレードと聞いて興味を持ち、今年は2回目の参加になるという。訪台1カ月だというベリーズからの留学生、Joneliさんは、同性婚を認める台湾の制度を「amazing」と称讃し、母国も台湾に続いてほしいと話した。 蘇貞昌(そていしょう)行政院長(首相)はパレード前夜の30日、自身のフェイスブックを更新し、自身が一貫して性的少数者の権利を重視してきたことに触れた上で、同性婚の合法化から一年が過ぎたが「家庭の価値は失われていない」と指摘。コロナが世界にまん延する今、「より大きな愛で団結し、違いを認め合うことによって台湾は初めて進歩することができる」とつづってパレード参加者らにエールを送った。 (呉欣紜、余祥/編集:塚越西穂)

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(2020/10/31)