【詳細データテスト】ポールスター1 長いEV走行距離 高速域では快適だがやや非力 もっと軽ければ(AUTOCAR JAPAN)

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大胆にして、新たな可能性を秘めた、魅力的なポールスター1だが、企画から市販化までは長い道のりだった。ある意味、それは新型車開発の歩みであると同時に、新たな自動車メーカーの創世記ともいえる。 【写真】ポールスター1とライバル (16枚) 母体となったボルボ・カー・グループにしてみれば、その立ち上げには大きな勇気を必要としたことだろう。なにしろ、エキゾティックなスポーツカーのテリトリーに踏み込むのは初めての体験で、しかもハイブリッド動力を用いるほかに類を見ないほど挑戦的で前例のないようなGTカーでそれを試みたのだ。しかも、そのようなクルマにニーズがあるのか、そのコンセプトを受け入れるユーザーがいるのかは、神のみぞ知るといったような不確定要素だった。 これは、電動化パフォーマンスカーの、既存の自動車業界に取って代わりうるポテンシャルを見直そうという、ポールスターの意図を示すものにほかならない。どんなブランドが掲げたとしても、それはなかなか果敢な目標だといえるところだが、とりわけポールスターにとってはそれが際立っている。なにしろ新興ブランドが、処女作でそれに挑戦したのだから。 不運だったのは、図らずもパフォーマンスカーブランドの巨人たるポルシェが、まったくの同時期に同じ狙いを持って動きはじめていたこと。そして、その結果たるバッテリーEVのタイカンを、これまた同じ時期に発表したことだ。 そうはいっても、残念ながらこればかりは、ボルボやポールスターの努力も及ばないところ。わかっているのは、この1が独特なクルマで、ポルシェのEVと多くの点で異なっているということ。荒々しいV8ホットロッドと比べた場合と同じくらい、両者は違っているといっていい。 中国は四川省の成都工場で生産されるポールスター1は、自動車業界の未来を予感させる。それはバッテリーEVのエキゾティックカーが、その動力源が何であるかということだけでなく、ルックスや操縦フィール、そのブランドや生産地にも驚きを覚えるような未来だ。

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(2020/10/31)