海洋冒険家・白石康次郎さんに伊豆・松崎からエール! 世界一周ヨットレース「バンデ・グローブ」完走へ(@S[アットエス] by 静岡新聞SBS)

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 何とか無事に完走してもらいたい-。新型コロナウイルス感染拡大でロックダウン(都市封鎖)が発令されたフランスを発着地に、単独無寄港無補給の世界一周ヨットレース「バンデ・グローブ」が11月8日から始まる。4年前の前回のレースにアジア人で初めて出場し、途中棄権した海洋冒険家・白石康次郎さん(53)=神奈川県=のリベンジに世界が注目する中、松崎町にも白石さんと苦楽を共にした日々を思い返し、再挑戦を熱く応援する人たちがいる。  「康次郎の野心に魅了され、世界一周の夢を一緒に買った」。岡村造船所(同町)の元会長岡村彰夫さん(77)は30年前を振り返る。当時、世界一周単独ヨットレースを制した故・多田雄幸さんと親交があり、多田さんの弟子だった白石さんと知り合った。真っすぐに夢を追いかける白石さんの姿に胸を打たれ、ヨット整備を支援し、親のように面倒を見た。  白石さんは26歳の1994年、松崎港を発着点にしたヨットの単独無寄港世界一周に成功し、当時の史上最年少記録を更新した。「自分を一人前のセーラーにしてくれたのは松崎の人々。あの時の世界一周がなければ今はない」と、白石さんは現在も語る。  バンデ・グローブはフランス西部のレサーブルドロンヌを出て、喜望峰やインド洋などを経由する。航路は4万キロを超え、戻るのに約2カ月半を要することから「世界一過酷なヨットレース」と評される。さらに今回はコロナ禍の開催で、出発前の感染対策など異例の対応が求められる。  岡村さん同様に白石さんと縁が深い同町の細田栄作さん(67)は前回、現地で食料調達などを手伝ってレースを見守った。「ことしは応援に行けないが、活躍を願う思いは変わらない」。今は白石さんに毎日連絡を取り、体調を気に掛ける。  94年に白石さんが同港に帰った時の様子を「町中が歓喜に沸き、活気づけられた」と回顧するのは前町長の斎藤文彦さん(71)。町長だった2016年には白石さんを町の観光大使に任命し、講演に招くなどして絆を強めた。「今回のレースは地域が彼とのゆかりを再認識する機会にもなる。無事に終え、また松崎に来てもらいたい」と期待する。

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(2020/10/31)