大阪桐蔭、劣勢からの逆転コールドで決勝へ 花田が逆転満塁弾 高校野球近畿大会(産経新聞)
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来春の選抜高校野球大会の出場校選考に重要な資料となる秋季近畿地区大会が31日、わかさスタジアム京都(京都市)で準決勝が行われ、打線が爆発した大阪桐蔭が京都国際に12-5で逆転コールド勝ち。11月1日の決勝で智弁学園(奈良)と対戦する。
大阪桐蔭は京都国際先発の1年生右腕の平野の前に五回までわずか1安打。近畿大会の1回戦で長田(兵庫)、準々決勝で天理(奈良)と2試合連続のコールド勝ちの原動力となった強力打線が沈黙していたが、六回に一気に爆発した。
「後ろにつなげ」という西谷監督の指示のもと、四球と内野安打2本で無死満塁。3番宮下の右犠飛で1点を返した後、なおも2死満塁から、6番花田が中越えに逆転の満塁本塁打を放った。さらに攻撃の手を緩めず、この回、打者11人で7点を奪った。
七回にも5点を加え、0-3から3試合連続のコールド勝ち。花田は「序盤は変化球をうまく使われていた。ボールをたたく意識をしっかり持てた」と殊勲打を振り返った。西谷監督は花田について「長打力のある選手。最近調子はよくなかったが、いいところで打ってくれた」と話した。
決勝は3年ぶりの近畿王者がかかる。この日こそエンジンのかかりは遅かったが、秋季大阪大会初戦の2回戦から10試合連続で8点以上をたたき出した打線は脅威だ。西谷監督は「(今年)最後の公式戦。しっかりと戦いたい」と気を引き締めていた。
智弁学園は序盤に挙げた4点を先発の小畠が粘りの投球で守り切り、4-1で市和歌山を下した。