台湾、米二大政党との均衡重視を強調 米紙の「共和党寄り」報道受け(中央社フォーカス台湾)

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(台北中央社)米大統領選挙を前に、米メディアが蔡英文(さいえいぶん)政権の対米事務について、共和党寄りの立場を疑う報道をしたのを受け、外交部(外務省)は31日、台湾はいずれの政党ともバランスよく交流することを原則とし、今後ともこの姿勢に沿って双方のパートナーシップを深化させると強調した。 米ワシントン・ポスト紙は30日、消息筋の話として、今年5月に行われた蔡総統の2期目の就任式で披露された外国要人の祝賀メッセージ映像に登場した民主党員は共和党員より少なく、台湾側が後日、このことについて民主党に謝罪したと伝えた。 外交部はこれに対し、祝賀メッセージを寄せた人々は多数おり、米国からはチャック・グラスリー上院議長代行(共和党)やロバート・メネンデス上院議員(民主党)、ジム・リッシュ上院外交委員長(共和党)、エリオット・エンゲル下院外交委員長(民主党)など両党の議員が多く名を連ねていたと説明。編集の都合で全ての人々のメッセージを完全に収録できなかった事情を、事後、関係者に伝えており、米国会議員から意見や苦情は来ていないという。 同記事ではこのほか、駐米代表処(大使館に相当)が今週初めツイッターで、トランプ大統領を応援するメラニア夫人の投稿をリツイートしたことも報じている。これについて外交部は「誤操作」であり、すでに削除したと釈明した。 一方、蔡総統は31日、台北市の総統府で国家安全会議を招集し、台米関係について言及した。蔡総統は、民主主義や自由を堅持する原則の下で相互関係を強化、深化させ、台湾海峡の平和と安定を守る姿勢を強調。政府には異なる状況に対応する自信も能力もあると述べ、国民に安心するよう呼び掛けた。 (陳韻聿/編集:塚越西穂)

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(2020/10/31)