予選落ち危機からの復活 鈴木愛の窮地を救ったキャディの言葉(ゴルフ情報ALBA.Net)

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<樋口久子 三菱電機レディス 2日目◇31日◇武蔵丘ゴルフコース(埼玉県)◇6585ヤード・パー72> 渋野日向子は日が暮れるまで居残り練習【大会ライブフォト】 昨年覇者の鈴木愛が、切れかけた気持ちを立て直しなんとか予選通過を果たした。2番でグリーン左のバンカーから寄らずにボギーが先に来ると、4番パー3ではグリーン左奥にこぼし、アプローチミスからダブルボギー。トータル3オーバーまで落とし、予選カットラインがちらつく位置での折り返しとなった。 嫌なムードのなかで迎えたバックナインのスタートとなった10番でも、フェアウェイからグリーン奥にこぼし、ここでもボギー。気持ちも萎えかけたが、続く11番で15メートル以上のバーディパットを沈めて息を吹き返すと、16番、18番のパー5でもバーディを奪い、トータル1オーバー・31位タイで予選突破を決めた。 「ショットはいいのにパットが入らない」状態が続いていた鈴木だったが、この日はショットが絶不調。「行ってはいけないところに吸い込まれた」。砲台グリーンで、さらには傾斜が強いグリーンに対して、寄せようがない場所にボールが集まってしまう。「キレかけてはいませんでした。キレていました(笑)」と振り返ったが、そんな気持ちを落ち着かせてくれたのがキャディのひと言だった。 「アイは去年のここのチャンピオンだから焦らなくていいよ。あと1ラウンドとハーフ以上残っているから巻き返せる。落ち着いて。ここからがスタートだよ」。4番のダブルボギー直後、キャディは鈴木の折れかけた心を救った。ジョークを交えながら鈴木の気持ちを和らげると、鈴木もこれには「落ち着きました」と、後半の粘りにつなげた。 17番ではティショットが右に曲がりラフへ。池越えのグリーンに対して直接狙うことはできず池の手前にレイアップしたが、これも想定外のラフにつかまった。そこからピン奥6メートルにつけると、これを沈めてパーセーブ。「モヤモヤしていたパットは久しぶりに結構入ったかなと思いますので、そこは収穫でした」。持ち前のパッティングが戻りつつある。 あとは双方のかみ合わせの問題。来年まで続く長いシーズンで気長にやると話していたが、そうはいってもそろそろ結果はほしい。ストレスばかりが溜まるラウンドに区切りをつけるためにも、最終日は賞金女王らしい圧巻ゴルフを取り戻す。(文・高桑均)

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(2020/10/31)