巨人が投手力と守りで連覇 防御率セ1位、失策最少(日刊スポーツ)

【リンク先抜粋】
<巨人3-3ヤクルト>◇30日◇東京ドーム 巨人が投手力と堅い守りでリーグ連覇を果たした。9月に13試合連続無失策を記録するなど、失策が昨年の72個からリーグ最少の38個に減った。10月は14失策するも、9月終了時点では85試合で24個。9月までは適時失策が4個しかなかった。失策に加え、捕逸と暴投もリーグ最少。巨人がこの3部門ともリーグ最少は1リーグ時代の37年春以来、83年ぶりだ。失策、捕逸、暴投がそろって0の試合は46勝20敗4分け、勝率6割9分7厘を記録した。 【写真】10回表を終え、優勝が決まり、ベンチでガッツポーズを見せる坂本 巨人は許した盗塁も少ない。セ・リーグで失策、捕逸、暴投の3部門が最少は71年中日と80年広島があるが、「3部門+許盗塁」が最少ならばセ・リーグ史上初めてになる。自責点にならない失策や捕逸が絡んだ失点が24点と少ないうえに、暴投や盗塁で簡単に進塁させないことで、失点を防いだ。今年のセ・リーグで失策、暴投、捕逸で決勝点を与えた敗戦がないのは巨人だけだった。 チーム防御率は昨年の4位から1位に浮上。昨年15勝で最多勝を獲得した山口退団の穴は、昨年1勝→今年8勝の2年目戸郷と8勝の新外国人サンチェスで埋め、菅野は貯金を昨年の5から11に増やした。前年のリーグ最多勝投手が退団しても優勝は99年ダイエー(武田退団)16年広島(前田退団)に次ぎ3度目で、連覇は初めてになる。 今年は救援投手の黒星が昨年の24から8に減少。イニングに関係なく、先発投手降板時のスコアでチームの勝敗を出すと、先発がリードして降板の試合は54勝3敗4分け、勝率9割4分7厘。直江が3-1の4回2死満塁で降りた8月30日中日戦、戸郷が2-1の3回無死満塁で降板した10月4日阪神戦も逃げ切った。昨年は同ケースで13敗したが、今年の黒星は6月27日ヤクルト戦、7月1日DeNA戦、10月18日DeNA戦だけで、7~10月には先発がリードで降板試合に46連勝した。左の大江、高梨、中川、右の大竹、鍵谷、デラロサと、バラエティーに富んだ救援陣が先発からのバトンをしっかりつないでゴールした。

続きはこちら

(2020/10/30)