「令和のDINKs」に立ちはだかる後継ぎ問題、親の介護という現実(ダイヤモンド・オンライン)

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● 持病との付き合いと2年間の妊活  実はケイコさんは、10代の頃に心筋梗塞を起こしている。  子どもを産むのは推奨されなかったが、産みたいなら結婚したらすぐに妊活を始めるように医師からは助言されていたそうだ。2年ほど妊活を続けていたが、それは強制的に終了となる。ケイコさんが再び心筋梗塞を起こしたのだ。 「心筋梗塞によって心機能が衰えた結果、体が耐えられなくなりました。体が妊娠にもう耐えられないから妊娠するな、って。諦めなさいと言われたときはショックでしたね。子どもは欲しいと思っていたし、夫も子どもは好きだし。それに子どもを産まなきゃいけないという思い込み…呪いがあったんだと思います」  その考え方は時間をかけて変わっていく。子どもにこだわらなくていい、子どもが好きなら自分にはめいっ子もおいっ子もいるし、時代が変わってきて「産まなきゃいけない」ということはないんだ、と思えるようになった。 「振り返ってみると、たとえ妊活中に妊娠したとしても持病が胎児に悪い影響を与えるんじゃないかな?って思いました。実は妊娠すること自体無責任だったんじゃないか、リスキーなんじゃないか、と」  ただ、望みは一つあった。子どもは育てたい。そこでケイコさん夫婦が考えたのは養子だった。 「夫が代理母とか、養子について調べてくれました。特別養子縁組とか。最初は夫婦で前向きに検討していたんですけど、うちの父が猛反対して」  どういう理由で反対したのかは、タクヤさんしか知らず、ケイコさんは何も聞かされていない。聞いても、なぜかタクヤさんは頑なに口を開かない。そして、父の意見で夫の考えも変わり、特別養子縁組の話はなくなった。 「推測でしかないんですけど、父は養子に対して偏見があると思います。血がつながっているほうがかわいく見えるとか。でも、子どもを産むことと育てることは別だと思うんですよね。産んで育てたいという人もいれば、育てたいだけ、産みたいだけ、の人もいるかもしれないじゃないですか」

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(2020/10/30)