航海を支えた時計をルーツに持つ、IWCのクロノグラフとユリス・ナルダンのクラシックデザインウオッチ(WATCHNAVI Salon)

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18世紀、イギリスの時計師ジョン・ハリソンがマリンクロノメーターを発明したことで、航海はひとつ上の段階へ昇った。とりわけユリス・ナルダンのマリンクロノメーターは、1862年のロンドン博覧会で最高位を受賞して以降、各国の海軍などがこぞって制式採用するなど、信頼性を勝ち取ったのだった。日露戦争時の連合艦隊旗艦・戦艦三笠も、同社製のマリンクロノメーターを備えていたことは知られた話だ。 1923年のブレゲ生誕100年祭でも首位を獲得するなど、ユリス・ナルダン製はまだ危険だった遠洋航海を大いに支えた。その高度な技術力は継承され、後の天文三部作など超複雑時計を生む素地をつくったのである。

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(2020/10/30)