バンクシー「10億円」超え…若新雄純「アンチテーゼこそ美術の教科書に載ってほしい」(TOKYO FM+)

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イギリスを拠点に活動する匿名のアーティスト・バンクシーが、フランスの画家クロード・モネの風景画「睡蓮の池」を題材に描いた油絵がオークションにかけられ、755万1,600ポンド(約10億3,800万円)で落札されました。 *  *  * 社会風刺的なグラフィティを、世界各地でゲリラ的に描き続けているバンクシー。モネの「睡蓮の池」からインスパイアを受けたとされるその絵画には、睡蓮が浮かぶ池に、スーパーのショッピングカートやゴミなどが捨てられている様が描かれており、大量消費社会や環境破壊を風刺したものと見られています。 そんなバンクシーの作品について、若新は「素性不明というのもカッコイイ。イケているロックな画家が現代に誕生したなと思う。路上作品などには批判もあるが、美術の教科書などに載るようになってほしい」と評し、「社会風刺やアンチテーゼって、芸術のすごく重要な役割」と語ります。 もちろん、今回落札された絵画に描かれているような「きれいな池にゴミの投げ捨てはいけないし、環境破壊そのものを実際に再現したら問題。だから絵画や音楽の歌詞などの“仮想世界”に、アンチテーゼを込めて作品を発表することはアートの役割の1つだと思う」と説明。 そう語る若新自身、学生時代に“なぜ音楽の授業にはロックがないのか”という疑問を抱いていたそうで、それを先生に質問したところ「ロックには反社会的なメッセージなどが込められていることが多いから、学校の授業で扱わないのではないか」との回答があったといいます。 「ロックやパンクのなかには、反政府的なメッセージや政治へのアンチテーゼなどを歌っている曲もたくさんある。政治だけではなく、学校や日常生活で、いろんな人々が葛藤しているものに対して常識を疑うというか、世の中の価値観に対する反論のようなものが込められているものもある」と言い、だからといって「それを“危ないから”と言って扱わないのは、どうなのか」と疑問を呈します。 続けて、「それこそ学校の芸術系の授業で扱ってほしい」と主張。というのも、「それは反社会的な人間になろうという意味ではない。社会のなかで、みんなが当たり前にやり過ごしていることに対して“なんでなんだろう?”と疑問を持つことが、これからの教育には重要。疑問を持つからこそ、そこで初めて“なんのために勉強するのか”という疑問が出てくると思

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(2020/10/30)