NASAの小惑星探査機オシリス・レックス、回収カプセルへのサンプル収容完了(sorae 宇宙へのポータルサイト)

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オシリス・レックスのミッションでは少なくとも60グラム以上のサンプルを地球に持ち帰ることが目標とされていますが、既報の通り、採取時の様子や採取後にTAGSAMを撮影した画像をもとに、60グラムを大幅に上回る量のサンプル採取に成功したと判断されています。ただ、TAGSAMの先端部分内部に設けられているフラップ(蓋)には完全に通過できなかった大きなサイズの石によってすき間が生じ、そこから小さな粒子が通り抜けているとみられていました。 採取したサンプルをさらに失うことを避けるべく、探査機を回転させる必要があったサンプルの質量測定作業は中止されており、11月2日に予定されていた回収カプセルへの収容作業もスケジュールが繰り上げられていました。発表によると、回収カプセルへの収容作業中にも一部の粒子が漏れ出たとみられているものの、収容されたTAGSAMの先端部分には多くのサンプルが残っていると運用チームは確信しているとのことです。 サンプルの収容が完了したことで、オシリス・レックスのミッションはいよいよ地球への帰還に向けたフェーズに進むことになります。ベンヌからの出発ウィンドウは2021年3月に開くとされており、オシリス・レックスの地球への帰還は今からおよそ3年後となる2023年9月24日に予定されています。主任研究員のDante Lauretta氏は「地球で受け取った回収カプセルを開くのが楽しみです」とコメントしています。

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(2020/10/30)