<北朝鮮報告for Pro>隠されし金正恩の労働党規約 全文公開(4=終)軍隊から人民の末端まで 「党が統制する国家」の構造が明らかに 石丸次郎(アジアプレス・ネットワーク)

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朝鮮労働党規約の全文訳の最終回は、基層組織と名付けられた末端の党組織と、人民軍隊内の党組織、青年同盟などの勤労者団体内の党組織、そして党が政権を統治する原則についての書かれた重要部分を紹介する。労働党委員長の金正恩氏を頂点にした党組織が、全人民、全組織を網羅・統制する構図が見て取れる。 第5章 党の基層組織 ◆第41条 党の基層組織においては、初級党、分初級党、部門党、党細胞がある。 党の末端基層組織は党細胞である。党細胞は党員の党生活の拠点であり、党と大衆をつなぎ、群衆を党の周りに結び付ける基本単位であり、党員と勤労者を組織動員して党の路線と政策を貫徹する直接的な戦闘単位である。 ◆第42条 党の基層組織は次のように組織する。 1)党員が5人から30人までの単位には党細胞を組織する。 党員が5人未満の単位には別に党細胞を組織せず、その単位の党員と候補党員を近くにある党細胞に所属させたり、事業の性格と隣接関係を考慮して、二つ以上の単位の党員を合わせて党細胞を組織したりすることができる。特殊な場合には、党員が3~4人であったり、30人を超えても党細胞を組織できる。党員が3人に満たない単位には、市、郡の党委員会が推薦する党員を責任者とする党小組を組織することができる。

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(2020/10/30)