なくせ渋滞!スクランブル交差点の効果?社会実験(RKK熊本放送)
【リンク先抜粋】
政令市の中で交通渋滞が最も深刻な熊本市。渋滞解消につなげようと県警が大がかりな社会実験を行いました。
「それでは横断を開始してください。ななめにも横断することができます」(警察官)
それは、熊本市の県立劇場前の交差点をスクランブル交差点にすること。
この場所は近くに学校が多く、熊本市内でも渋滞が深刻な場所の一つです。
通常、車も歩行者も青信号の際、歩行者を優先して曲がりたい車が止まることで渋滞が発生しています。
「現在、車と歩行者を分離した交通整理を実施しています」(警察官)
スクランブル交差点にして車をスムーズに流すのが狙いですが、歩行者だけが横断する時間が追加されることからそれぞれの待ち時間は長くなります。
「今、歩行者が渡れる順番が終わりました。どれぐらい待つのでしょうか。測ってみます」(記者)
次に歩行者が渡れたのは・・・
「自転車は押して横断お願いします」(警察官)
「およそ2分です。待っている人にとってはやや長く感じるかもしれません」(記者)
「安全にはなると思うんですけど待ち時間が長くなるので。安全を一番に考えるとこれでもいいのかな」(高校生)
「事前調査した時よりも(車が)はけているのかなという感触はあります」(県警交通規制課・谷崎英樹次席)
ただ、28日の実験では渋滞は解消されず、特効薬とまではいかないようです。
県警は今後、車と歩行者の事故が減ることも考慮し、スクランブル交差点を導入するか今年中に決めることにしています。