30日から鹿児島県臥蛇島で日米共同訓練 島民や村長の思いは(MBC南日本放送)

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今月26日から始まった日米の共同統合演習、30日からは鹿児島県十島村の無人島・臥蛇島で、離島奪還を想定した訓練が始まります。村が自衛隊誘致を目指す中での初めての日米共同訓練について、肥後正司村長や住民の声を取材しました。 (十島村 肥後正司村長)「どういうものがトカラ列島で自衛隊施設で考えられるか。施設誘致で第一歩となるのは訓練」 十島村は、無人島への自衛隊誘致を目指しています。肥後正司村長は、今回、臥蛇島で初めて行われる日米共同訓練は、今後の誘致への追い風になると期待しています。 (肥後村長)「自衛隊誘致で交付金が得られる。村の財政的な問題、災害の支援体制強化、自衛隊がそばにいれば初動体制にいかせる」 29日午前には、海上自衛隊の鹿屋航空基地から、30日からの臥蛇島での訓練に参加するとみられるアメリカ軍の輸送機・オスプレイが飛び立ちました。 臥蛇島での訓練は、11月3日までの日程で、離島の奪還を想定した訓練が非公開で行われます。日米で140人が参加し、30日からは自衛隊の水陸機動団やアメリカのオスプレイなどが実際に島で上陸訓練を行うことにしています。 鹿児島県内での日米共同訓練はこの3年間で4回目で、国が離島などで大規模な訓練を行う背景には、積極的な海洋進出を進める中国が念頭にあるとみられます。去年の年末、国から日米共同訓練の実施について伝えられた際、肥後村長は、アメリカ軍の参加に当初は躊躇したと話します。 (肥後村長)「(訓練に)米軍が入ってきたことに、かなり悩んだ。日本国内で(米軍関係の)トラブルがあるが、国は『自衛隊・米軍の共同演習がなければ、自衛隊は先に進めない』と」 臥蛇島で米軍が参加して、初めて行われる訓練に十島村の住民たちは…。 (平島で民宿経営・漁業 用澤利幸さん)「尖閣諸島領土問題を考えると、利用できる無人島は利用してもよいのかなと。どのような訓練になるのかは気になる」 (中之島主婦・久木山真梨さん)「私は賛成。メリットがあるのは分かるが、中之島から臥蛇島が見えるので、機体が飛んでいる様子や、物騒な音が聞こえると嫌だ」 (肥後村長)「戦争を誘引するような施設を作るのはいかがなものかという島民もいるが、仮に村民に危害を及ぼすようなら待ってもらう」 自衛隊の誘致は、財政面の追い風になる一方、住民から安全面を心配する声もあがってい

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(2020/10/29)