天文館 鹿児島県内初のキャッシュレスプレミアム事業実施へ(MBC南日本放送)
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新型コロナ感染拡大で打撃を受けている商店街などを応援しようと、各地でプレミアム商品券が発行されていますが、年末年始商戦に向けて、鹿児島市の天文館ではキャッシュレスでの経済活性化事業が行われます。どのような事業なのか取材しました。
(記者レポート)「飲食店がひしめき合う天文館南部地区。クラスターが発生したこの地区で、一帯では消費を喚起する事業が実施されます。感染対策と経済対策、両立できるか注目されます」
12月1日から始まるのは「天文館プレミアムポイント事業」で、主催する天文館連絡協議会が29日、発表会を開きました。
飲食店が立ち並ぶ天文館の文化通りを中心としたエリアで利用できる、30%分のプレミアム付き商品券を紙ではなく、電子マネーで発行します。事業総額は1億5600万円で、鹿児島市の補助金が活用され、キャッシュレスでのプレミアムポイント事業は県内初だということです。
鹿児島銀行独自のキャッシュレス決済システム「Payどん」のみで購入可能で、スマホのアプリから、例えば1万円のポイントを購入すると、1万3000円分がチャージされます。1回の購入は1000円から10万円まで可能で、1人あたりの購入上限額は10万円です。
利用は、Payどんを扱っている現時点でおよそ300店舗で、会計するときにQRコードを読み取らせ、スマホ上で支払いが完了します。電子マネーは、紙の商品券に比べて購入時や支払時に人との接触を減らせるなど、感染対症上のメリットがあります。
一方、店側には釣り銭の用意がなくなるほか、原則、翌日には店の口座に入金されるメリットがあります。
新型コロナの自粛ムードで客足が戻っていない天文館地区。今回の事業では、活性化と感染予防の両立が求められます。「天文館プレミアムポイント事業」の購入と利用期間は、12月1日から来年2月28日までです。