「買い手の表情」で出方を変えれば商品は高く売れる!? 微表情分析で有利に進める交渉術(HARBOR BUSINESS Online)

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 交渉の基礎理論に、バトナ(BATNA:Best Alternative To Negotiated Agreement)とゾーパ(ZOPA:Zone Of Possible Agreement)というものがあります。バトナとは、代替案の中でも最も満足度が高い選択のことを言います。ゾーパとは、交渉者同士の留保点の間、つまり、交渉の合意範囲のことを言います。具体的な例で説明します。  ある売買交渉で売り手は次のように考えているとします。  「α社が取り扱うある商品の最低卸売り可能価格は、2,600円です。商談時には、卸売り価格を単価3,000円から始めるようにしています。大量購入や継続取引などの条件次第で最大2,600円まで値下げしています。しかし、買い手が、初期設定価格の3,000円で納得していれば、単価3,000円で卸しています」  一方、買い手は次のように考えています。  「ある商品をα社から購入したいと考えています。単価2,800円以下ならば、購入するつもりです。同様の商品を扱うβ社とは、商談済みで、単価2,800円で購入できることがわかっています。なるべく安く購入できないかと思案中です」  このとき、売り手のバトナは、2,600円です。売値が2,600円より下回ったら、売りません。損をするからです。一方、買い手のバトナは、2,800円です。買値が2,800円より高くなったら、買いません。損をするからです。代わりにβ社から買います。  ゾーパは、2,600円から2,800円の幅になります。

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(2020/10/29)