「お値段以上の島忠」 ニトリが島忠買収に向けTOB正式表明 首都圏市場の争奪戦へ(HBCニュース)

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 異例の争奪戦です。家具・インテリア大手の「ニトリホールディングス」が、首都圏でホームセンターなどを展開する「島忠(しまちゅう)」に対し、TOB=株式公開買い付けを行い、完全子会社化をめざすことを表明しました。似鳥会長は「お値段以上の島忠」と自信満々です。  「島忠さんに対して、両社が共存共栄していくために、経営統合をご提案することを決定し…」(ニトリホールディングス・似鳥昭雄会長)  ニトリホールディングスの似鳥昭雄(にとり・あきお)会長は、東京で会見し、島忠の買収に向け、来月中旬をめどに株式の公開買い付けを始めることを表明しました。  島忠は、東京や埼玉など首都圏を中心に60店舗でホームセンターを展開しています。  「私たちの家具はポピュラープライスですけど、島忠さんはそれより上のクラス。わが社もそういう上のクラスを扱ってみたい」(ニトリホールディングス・似鳥昭雄会長)  島忠をめぐっては、ホームセンター大手のDCMホールディングスが、友好的なTOBを行っていて、それに対抗する形でのニトリによる買収表明は異例の展開です。  ニトリは買い付け価格について、DCMを1300円上まわる5500円に設定しました。  「島忠ブランドを、これからも当社が一緒になりまして、今まで以上に発展させていくパートナーにならせていただきたい。お値段以上の島忠」(ニトリホールディングス・似鳥昭雄会長)  「ニトリ」と「DCM」による「島忠」争奪戦がはじまります。  それぞれの企業の規模ですが、店舗数に大きな差はありません。売り上げ金額を見てみると「ニトリ」は6423億円、「DCM」は4374億円とおよそ1.5倍もの差があります。  また、今回の買収に向けては、「ニトリ」は島忠の株を1株5500円。「DCM」は4200円と1300円もの差があり、このままいくと「ニトリ」が島忠を買収する可能性が高いです。  なぜ「ニトリ」は買収に乗り出すのでしょうか?経済ジャーナリストの荻原博子(おぎわら・ひろこ)さんは「島忠は首都圏に多くの店舗を抱え、駐車場も広い。ニトリは首都圏を固めるうえで絶対に欲しいホームセンター」と話しています。  また、消費者にとってのメリットについては「家具だけではなくDIYや家庭菜園などホームセンターとしてのサービスの充実が期待できる」とみています。  さらに「札

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(2020/10/29)