【ウインターカップ2020】昨冬のリベンジを狙う昭和学院、飛躍のカギはディフェンス面での課題克服(バスケットボールキング)
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これまで42回のウインターカップ出場回数を誇る昭和学院高校(千葉県)。千葉県協会によれば、今回のウインターカップには県協会からの推薦により出場が決まっていたという。今年2月の関東新人大会(令和元年度 第30回関東高等学校バスケットボール新人大会)で昭和学院が準優勝となったこともあり、千葉県女子は、従来の県代表枠に加え、関東ブロック枠で一枠加えられ、2チームが出場権できることとなった。そのため、関東新人大会で結果を出した昭和学院が県協会より推薦されたのだ。
それにより、昭和学院の試合は、優勝を決める千葉県予選の決勝戦のみ。世界中で新型コロナウイルスが猛威を振るったことにより、チームにとって実に10カ月ぶりの公式戦となった。
“ぶっつけ本番”ともいえる千葉英和高校との優勝決定戦。しかし、昭和学院は立ち上がりから三田七南(3年)を中心に試合を展開し、最終的に31点差をつけて13年連続43回目のウインターカップ出場を決めた。
オフェンスリバウンドや力強いドライブなど、終始積極的なプレーでチームを盛り立てたのはキャプテンの三田。試合前は「すごく楽しみだったけれど、逆に空回りしないか心配だった」ようだが、「私が思い切りプレーすることで、チームの流れも良くなると思いました。ドライブやオフェンスリバウンドを頑張ったことは評価できると思います」と、自身のプレーを総括した。
三田とともにチームのインサイドを支えた2年生の花島百香も、「上手くいかないこともありましたが、初戦にしては良かったです。思い切ってプレーできたかなと思います」と、久しぶりの公式戦を振り返った。
178センチの三田と花島を筆頭に、中村帆香(3年)、西ファトゥマ七南(2年)のガード陣も170センチ台と高さがあり、機動力も兼ね備えている昭和学院。常に全国を見据える強豪校だけに、三田も「『県内で競る=負け』だと思っていますし、英和戦では20点差以上つけるのがノルマでした」と主張する。昨年のウインターカップ県予選決勝では、千葉経済大学附属高校にまさかの敗戦を喫したが、今年は自分たちが課したノルマを達成。この勝利にはチームのキャプテンも胸を撫で下ろした。
「公式戦は気持ちの入れようが違いましたが、全員が変に気負うことなく思い切りプレーしようと心掛けました。全国に向けていい形で終わりたいと思っていたので良