下位指名でもグラウンドには“夢”がある 新井貴浩に畠山和洋、タイトル獲得も多い(夕刊フジ)

【リンク先抜粋】
 【SPORTS BAR】  プロ野球は佳境…。パはソフトバンク、セは巨人が優勝目前の中、26日にはドラフト会議が開かれた。今年注目の“投打の逸材”、早大・早川隆久投手は東北楽天が、近大・佐藤輝明内野手は阪神が交渉権を得た。  上位指名はアマ時代の実績が考慮され上限1億5000万円の契約金と出来高5000万円が支払われ、下位だと金額は抑えられる格差社会。だが、いったん入ったら誰もが“横一線”である。  過去、こんなドラマがあった。1993年にロッテから7位指名された福浦和也は“全体最終指名の64番目”だったが、2001年に首位打者に輝き、18年には通算2000本安打を達成した。  下位指名でタイトルを獲得した選手も数多い。最近では巨人・山口鉄也(05年育成1位)が12年に最優秀中継ぎ投手になり、初年度240万円だった年俸は最高3億2000万円にもなった。  打者でも、1998年広島6位指名の新井貴浩は2005年本塁打王、11年には阪神で打点王に輝いた。ヤクルト・畠山和洋(00年5位)も15年に打点王、DeNA・宮崎敏郎(12年6位)は17年に首位打者になった。  パではロッテ・角中勝也(06年大学・社会人7位)は2度の首位打者になり、ソフトバンク・長谷川勇也(06年大学・社会人5位)も首位打者、最多安打。投手ではソフトバンク・千賀滉大(10年育成4位)が最高勝率、最多奪三振など…。代表成功例だが、他にもドリーム達成者はいる。  今季もソフトバンクでは、17年育成2位の周東佑京がブレーク。もっかリーグトップの45盗塁。巨人では、18年6位の戸郷翔征がエース菅野に次ぐ8勝5敗で新人王を争えば、16年育成5位・松原聖弥外野手は仙台育英高時代、ベンチ入りさえできなかったが、いまやレギュラーである。  日本の最高学府といわれる東大には毎年約3000人が入学する。今季球界入りする選手人は、育成を含めてもわずか123人と希少。その世界では全員が“超エリート”なのである。「グラウンドには銭が落ちている」といわれた球界、勝負はこれから…。(産経新聞特別記者・清水満)

続きはこちら

(2020/10/29)