ソフトバンク「V9巨人超え」の野望 3年ぶりリーグV、4年連続日本一で“球界新盟主”へ(夕刊フジ)

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 【江尻良文の快説・怪説】  首位ソフトバンクが27日のロッテ戦(ペイペイドーム)を制し、悲願の3年ぶりリーグ優勝を果たした。王貞治球団会長(80)が「今年はウチもリーグ優勝して、もう一度巨人と日本シリーズをやって勝ちたい」と明言していた第一関門をクリア。日本シリーズでの再戦も制してV9巨人以来の4年連続日本一を達成すると、いよいよ悲願の「球界新盟主」の座獲得が現実味を帯びてくる。(江尻良文) 【写真】大丸で始まったソフトバンクのパ・リーグ制覇記念セール  ダイエーからホークス球団を買収して15年目。孫正義オーナー(63)はことあるごとに、「V9巨人超え」を至上命令にしてきた。巨人に代わって球界新盟主の座を目指すうえで、わかりやすいスローガンだ。  今季はオーナーだけでなく、王会長までもが初めて「3年ぶりのリーグ優勝をしての4年連続日本一」に執着を見せている。それは、巨人のV9が敗者復活戦のクライマックスシリーズ(CS)がなかった時代に成し遂げた、9年連続リーグ優勝と日本シリーズ制覇という大偉業だから。V9以来の4年連続日本一といっても、CSに助けられてばかりでは、その価値はまるで違ってくる。  過去にも、巨人超えの球界新盟主に野望を燃やす球団があった。堤義明オーナーのもとで黄金期を築き上げた西武だ。だが、「いくら勝っても巨人の人気を超えられない」と、途中でさじを投げてしまった。  興味深いのは、ソフトバンクの新盟主の座奪取計画に、その西武人脈と巨人人脈が深く関わっていることだ。王会長がダイエー時代に監督に就任したのは、「球界の寝業師」の異名をとった故根本陸夫氏がいればこそ。  「根本さんは広岡、森という巨人OBの監督コンビで常勝ライオンズを作り上げ、さらに、まさかのダイエー・王監督を誕生させ、ホークス王国という2つの最強軍団を作った」。球界OB、関係者が認める事実だ。  もとをたどれば根は一つ。球界盟主の座を長い間、守り続けてきた巨人軍から西武ライオンズ黄金期、さらに平成最強のソフトバンクへ。王監督がユニホームを脱いで球団会長になり、後継者に西武OBの秋山監督を指名した際、こう語った。  「名球会入りしたのはホークスに来てからだし、九州出身。九州ホークスにふさわしい監督」  期待通りにポスト王を務め上げて勇退。王会長の一番弟子である小久保裕紀氏

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(2020/10/29)