ヘリウムガスで6歳長女殺害の母親に懲役8年 富山地裁判決、承諾殺人認めず(北日本新聞)

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 昨年10月に富山市婦中町牛滑の自宅で、ヘリウムガスで長女の萩凛々(りり)ちゃん=当時(6)=を殺害したとして、殺人の罪に問われた母親の無職、萩潤子(ひろこ)被告(37)の裁判員裁判判決公判は29日、富山地裁で開かれ、大村泰平裁判長は懲役8年(求刑・懲役10年)を言い渡した。争点となっていた承諾殺人罪の成立を否定した。  判決で大村裁判長は「被害者は6歳の幼児に過ぎず、常識的に考えて、自身が経験したことのない死という現象を理解する能力はなかった」と指摘。長女が「一緒に死んでもいいよ」などと発言したことについては「最愛の母親の望みをかなえてあげたいという思いを抱いたことは想像に難くない」とし、弁護側が主張していた承諾殺人罪の成立を認めなかった。  その上で「被害者には死なねばならない理由はなく、被告は身勝手に命を奪った」と非難。殺害の練習に協力させるなど計画性も認められ「相当の非難を免れない」と断じた。一方で被告に自首が成立し、家族や友人が更生を支援する意思を示していることを踏まえ、量刑を判断した。

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(2020/10/29)