福井県あわら市の里山を守りたい 保全意識高めるため「ジャムづくり」イベント(福井新聞ONLINE)

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 里山ファンを増やそうと、福井県あわら市の自然保護団体「あわらの自然を愛する会」が11~12月、里山の木の実を使ったジャムづくりイベントを開く。苗木の販売も計画しており、「関心を高め、耕作放棄地の再生につなげたい」としている。クラウドファンディングサービス(CF)で10月30日まで活動資金を募っている。  愛する会は、あわら市波松の河田勝治会長が有志を募って2010年に発足した。里山の荒廃が目立ってきていることから、会では間伐など里山の保全活動を展開。児童や園児を対象にした里山や北潟湖の湿地帯の見学などを通して、自然の大切さを伝える活動も行っている。  企画しているイベントは11月下旬~12月下旬ごろ、里山に自生するナツハゼやクワの木の実を使ったジャムや酵素ジュースづくりを予定。草木染体験も計画しており、里山を身近に感じてもらう。  同市波松の里山2ヘクタールを整備し、11月中旬ごろナツハゼ、クワ、クロモジを計300本植樹。栽培した植物をポット苗木として販売できるよう準備している。  愛する会の平均年齢は70歳を超え、組織の若返りが必要だと考える河田会長。「多くの人に取り組みを知ってほしい。そこで新たな担い手を確保し、里山保全活動を継続強化していきたい」と意気込んでいる。  目標額は、イベント開催経費や、ポット苗木栽培の費用など110万円。5千~3万円まで7コースがあり、CFサイト「レディーフォー」から支援できる。  リターンは県外の人にはあわら温泉の入浴無料券や県産食材など、県内の人には専門家のガイド付き森林浴セラピーや自然観察といったイベントに招待する。  このプロジェクトは福井県の「ふるさと納税による新事業創出支援事業」に認定されており、寄付額のうち2千円を除く金額が税控除の対象となる。

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(2020/10/29)