バングラデシュの反フランスデモに4万人 仏大統領の風刺画擁護に反発(BBC News)

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バングラデシュの首都ダッカで27日、フランス製品の不買を求めるデモに数万人の市民が参加した。フランスでイスラム教の預言者ムハンマドの風刺画を生徒に見せた教師がイスラム過激派の男に殺された事件をきっかけに、イスラム教徒(ムスリム)の多い国々を中心にフランス製品のボイコット運動や、エマニュエル・マクロン仏大統領への反発が起きている。 ダッカのデモでは、表現の自由や世俗主義を理由にムハンマドの風刺画を擁護したマクロン大統領を模した人形が燃やされるなどした。 デモ行進はフランス大使館へと向かったが、警察によって阻止されている。 マクロン大統領は、殺された教師の追悼集会で演説し、「フランスは風刺画を諦めない」と発言していた。 この件をめぐっては26日、トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領もフランス製品のボイコットを呼びかけている。 エルドアン大統領はテレビ演説で、ムスリムは「第2次世界大戦前に欧州でユダヤ教徒が受けていたようなリンチに遭っている」と発言。「欧州の指導者はフランス大統領に、ヘイト(憎悪)キャンペーンをやめるよう言うべきだ」と述べた。 しかし、欧州各国の政府はマクロン氏を支持し、逆にエルドアン氏の発言を非難している。エルドアン大統領は24日、マクロン氏のイスラム過激派に対する態度について「メンタル治療」が必要だと述べており、フランス政府がトルコ大使を召喚している。 ダッカのデモはバングラデシュのイスラミスト政党「イスラミ・アンドラン・バングラデシュ」が主催した。警察によると、デモには約4万人が参加した。 参加者は「フランス製品をボイコットしろ」と叫び、マクロン大統領への処罰を求めた。 イスラミ・アンドランのある幹部はデモ参加者に対し、「マクロンは悪魔崇拝者のひとりだ」と訴え、駐バングラデシュ・フランス大使の追放を求めた。 これに対し警察は、フランス大使館の周囲5キロにわたって鉄条網でバリケードを作り、デモの進行を妨げた。 フランス外務省は、インドネシアやバングラデシュ、イラク、モーリタニアなど、抗議デモが発生した国に滞在している国民に注意を呼びかけている。 外務省は声明で、ボイコットの呼びかけを非難。「良心や表現、信教の自由を支持し、あらゆるヘイトを拒否するというフランスの立場をゆがめている」と指摘するとともに、イスラムに対

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(2020/10/29)