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　日本将棋連盟は10月29日、東京都渋谷区の将棋会館でタイトル戦の1つ、叡王戦に関する記者発表会を行い、第6期から株式会社不二家と日本将棋連盟が共同で主催となることを発表した。ひふみ（レオス・キャピタルワークス株式会社）、株式会社SBI証券が特別協賛となることも合わせて発表した。なお、開幕戦は10月31日に行われる。 【動画】歴史に残る叡王戦七番勝負第9局 　叡王戦は第3期からタイトル戦に昇格、現在8つあるタイトル戦の中で最も新しいもの。昇格前の第1期から株式会社ドワンゴが主催を務めてきたが、第5期終了後に撤退を表明していた。不二家は、キャラクター「ペコちゃん」でも有名な菓子などの食品メーカーで、将棋界とは未経験の子どもや保護者を対象としたイベント「ペコちゃんはじめての将棋教室」でもつながりがあった。 　会見で日本将棋連盟の佐藤康光会長（51）は「不二家様は来月で創業110周年、大変歴史のある会社で昨年、将棋教室で関係を結ばせていただいた。ご尽力いただいたことに感謝します」とコメント。また、不二家の河村宣行代表取締役社長は「棋士のみなさまは、対局をされる時にお菓子を食べている。お菓子は糖分が多いが、脳のエネルギー源になる。私共が叡王戦をお菓子で応援させていただくのも意義があると思っています」と、思いを述べていた。なお、対局ではチョコレートを中心に、ビスケットなどを提供していく予定もあるという。 　また、第6期の開催概要についても発表され、出場資格は現役の全棋士。シード者は第5期の本戦ベスト4以上（永瀬拓矢王座、渡辺明名人、青嶋未来六段、佐々木大地五段）。シード者を除く出場者が四段から九段に分かれた段位別予選に出場する。持ち時間は各1時間、切れたら1手60秒未満。 　本戦はシード4人と予選通過者の12人、計16人で実施。持ち時間各3時間、切れたら1手60秒未満で、挑戦者決定戦にあたる本戦決勝は、一番勝負で行われる。またタイトル戦は五番勝負に変更。持ち時間は各4時間、使い切ると1手60秒未満になった。

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(2020/10/29)