NVIDIAのAIをArmのエコシステムに――ジェンスン氏と孫正義氏が語るAI社会の未来(Impress Watch)

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 29日、ソフトバンクグループのプライベートイベント「SoftBank World 2020」の基調講演に、代表取締役社長の孫正義氏が登壇し、NVIDIA CEOのジェンスン・ファン氏と対談した。両氏はAIが貢献する具体的な事例などが紹介された。 【この記事に関する別の画像を見る】 ■Arm買収で「NVIDIAのAIを利用してほしい」  ジェンスン氏と孫氏は、クラウド、そしてエッジにおけるAIがいかに有効で、学習を続ける24時間265日稼働するその力をあらためて紹介。  その上で、NVIDIAがソフトバンクから買収したArmについて、「ArmとNVIDIAの組み合わせは理にかなっている。NVIDIAのAIをエッジに導入できる」とジェンスン氏は説明。モバイルデバイスなどで多く使われるArmの技術との相性の良さを紹介する。  孫氏は、NVIDIAのよる買収についてチップセットベンダーなどから、引き続きArmの技術がライセンスできるかどうか、疑問の声が挙がったことを指摘すると、ジェンスン氏は「エコシステムが最も重要」と説明。  その上でジェンスン氏は「私たちの夢はNVIDIAのAIを、Armのエコシステムに参加させること。ビジネス上の理由もあるが、ビジョンのほうがもっと大事」とその想いを語る。  孫氏は、ArmやNVIDIAの技術を活用したい企業に向けて、ソフトバンク側からツールセットを提供し、幅広い用途に向けて新たなチップ(SoC)を構築して欲しい、創造性を存分に発揮して欲しいと語った。 ■数十億の人の代わりに数兆のAIデバイスが飛躍的な改善を  どうしても育成に時間がかかる人と比べると、自律的に動くマシンの効率性の高さが大幅な改善を短期間でもたらすことも紹介された。  認知能力、要約の性能も人を超えているとするジェンスン氏は、アメリカン・エキスプレスにおいて、外部からの攻撃にAIを駆使していることや、自動運転の未来像などに触れる。  たとえば、自動運転も、人が乗車する段階の前に、食料品や工場内で部品などを運ぶ小型車両であれば、認可も得やすく、万が一事故が発生しそうになっても被害がごく軽微で済む。実際に米国では、小型の自動運転車両による配達サービスが、公道上で実際に進められていることが紹介された。  孫氏も、新型コロナウイルス感染症の状況を例に、

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(2020/10/29)