ソフトバンクのネットワーク仮想化技術――GPU vRANで低遅延サービスを基地局で提供(Impress Watch)

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 5Gまで商用化された携帯電話の通信技術。その品質を日々、維持しながら、携帯電話会社が目指す進化の方向のひとつに「モバイルネットワークの仮想化」がある。そのメリットや課題はいったい何なのか。 【この記事に関する別の画像を見る】  今回、ソフトバンクの先端技術本部が進める「vRAN(仮想無線アクセスネットワーク)」を取材した。 ■5Gにおける次世代サービスの取組み  同社先端技術推進部先端技術開発課長の堀場 勝広氏は、vRANの前に、同社の5G世代のサービスを知っておいてほしいという。  堀場氏によると、ネットワークの仮想化によって、MEC(Multi-access Edge Computing、マルチアクセスエッジコンピューティング)などを基地局に置くことができ、「5Gならではの低遅延を生かしたサービス」をより「低遅延」で実現できる可能性があると指摘する。  この、MECのサービスの一つに、クラウドゲーミングサービス「GeForce NOW Powered by SoftBank」がある。  同サービスは、クラウドゲーミングサーバーで高負荷な映像処理を行い、映像データのみを低遅延でスマートフォンなどのデバイスに転送することで、これまでゲーミングパソコンでないとできなかったゲームを、手元のデバイスでプレイできるサービス。  また、メディア向けに「Broadcast as a Service(BaaS)」サービスを開発している。これは、クラウドサーバー上で映像の編集を行い、クラウドサーバーから映像を配信するもの。「クラウド上のAIが顔にモザイク処理をかける」といった処理を実現できるほか、編集者が遠隔地にいても作業できる。  また、自動運転技術に取り組む、同社先端技術戦略部先端技術NW課の朝倉 慶介氏によると、自動運転やリモートコントロールにも、5Gの低遅延性が生かされているとコメントする。  同社の先端技術開発本部では、このほか地上に基地局を建てられない地域を空からエリア化する「HAPSモバイル」の取り組みや、岐阜大学と共同で、超小型アンテナによるBeyond 5Gや6G通信の実証実験などに取り組んでいる。 ■ソフトバンクのネットワーク仮想化への取り組み □2018年からソフトバンクもvRANの検証を始める  ネットワーク仮想化については、楽天モ

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(2020/10/29)