タイのBL風味がするテレ東深夜ドラマ『#チェリまほ』の新鮮さ(FRIDAY)

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自粛期間中から女性の間で流行したもののひとつにタイ制作のBLドラマがある。BL=BOYS LOVEの略だ。『2gether』をはじめとして、日本だけではなく世界中のオタクが絶賛をしたという。私も遅ればせながら、アマプラで見られる『ラブ・バイ・チャンス』から視聴中だ。今まで見たことがなかった世界観なだけに、見ながら軽―くワクワクしている。 【画像】泥酔の錦戸や米津玄師、カトパンも…有名人「飲酒でホロ酔い」現場 その世界観を彷彿させる、コミックが原作のドラマ『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい(以下、略、チェリまほ)』(テレビ東京系・毎週木曜・深夜1時~)がじわじわと話題を呼んでいるらしい。 ◆純度100%の恋愛ドラマがここにある まずは『チェリまほ』のあらすじを紹介しよう。 “文具会社『豊川』に勤務する安達清(赤楚衛二)は30歳の誕生日を迎えても、童貞のまま。でも一つだけ三十路になって変わったのは”触れた人の心の声を聞くことができる“こと。このファンタジックな能力により、同僚の黒沢優一(町田啓太)が自分に好意を寄せていることを知ってしまう。生まれて初めての恋愛相手がひょっとすると男性に……?“ このドラマのいいところは初期設定が、果てしなくくだらなくて楽しいこと。誰かに触れると、その人の何かが理解できてしまうという設定は、最近のドラマだと『4分間のマリーゴールド』(TBS系・2019年)の主役で、救急隊員の花巻みこと(福士蒼汰)が他人の手に触れると、死期が見えてしまうという能力を持っていたことを思い出す。ただこちらは人の死に関わる、シリアスな内容で笑うところはほぼなかった。 『チェリまほ』はひたすら笑うだけでいい。安達は気の優しい性格で、社内でもそんなに目立つほうではない、非モテくん。対するように黒沢は仕事もできるわ、イケメンだわで、社内の人気者。つまり水と油のような異質同士の二人に起きた小さな恋の物語(これから大きく膨らむかもしれないけれど)。触れることで何かが読めてしまうとしても、コメディであれば平和だ。そして男同士の恋愛物語も極めて純度の高い、ラブストーリーに見えてくるという相乗効果も。 ちなみにタイのBLも恋に落ちていく二人は、似たもの同士ということはない。男同士でもどちらかがたくましく、どちらかが女っぽい雰囲気だったりするのでそのあたり

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(2020/10/29)