舞台「沙也可」は「いつか書いてやろうと」倉科遼氏(日刊スポーツ)

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漫画「女帝」「夜王」などの原作者の倉科遼氏(70)が製作総指揮を務める舞台「沙也可~海峡を越えた愛~」(28日~31日、東京・渋谷区文化総合センター大和田伝承ホール)の公開稽古が27日、行われた。 今から400年以上前に豊臣秀吉が朝鮮半島に30万人を出兵した時、大義がないと嫌気がさして離脱、朝鮮軍に身を投じて沙也可と名乗って闘ったといわれる雑賀孫六を渡辺翔(35)が、恋に落ちる韓国人女性・金美姫を元宝塚男役・夕貴まおが演じる。日本と朝鮮の間の対馬が本拠の宋氏の一族の宋義政を賀集利樹(41)、出兵の前から愛を育んでいた朝鮮女性・李英愛を白須慶子(35)が演じる。 渡辺は「バタバタしながらも、なんとか沙也可の役を捕まえて本番を迎えることができる。黒人の差別問題とかきな臭い世の中で、国境を越えた人と人のつながり、愛がテーマで時代に合った舞台だと思う。また、男たちのドラマでもありますのでよろしくお願いします」。夕貴は「国境の壁は現代でもある。この役を通じて、本当に強い芯のある女性とは、こういうものだと知りました。自分も私生活を改めようと思いました」と笑った。 賀集は「攻め入る前から朝鮮とつながりがあったので、他の人たちとの恋愛とは、また違う。国境を越えて長い年月を経た愛を、きれいにかっこよく演じたい」。白須は「朝鮮人の役で唯一、日本語が分かる役。全ての言葉が分かるからこその苦しみがある。政治のせいで引き裂かれてしまった恋を、みんなに応援してもらえればいいなと思います」と話した。 倉科氏は「40年前に、いつか書いてやろうと思っていた題材です。在日の方にも見てほしい。ソウル公演ができればと思っています」と話した。

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(2020/10/27)