インクカートリッジ会社がキヤノンを提訴…仕様変更でリサイクル品が使えず販売不可に(MBSニュース)

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 家庭用のプリンターなどで使われるインクカートリッジ。年間約2億個が流通していますが、純正品とは別に“リサイクル品”も販売されています。そのリサイクル品の販売業者が、純正品を作る「キヤノン」を相手取り、裁判を起こしました。  訴えを起こしたのは大阪市中央区にあるメーカー「エコリカ」。問題となっているのはインクカートリッジのリサイクルです。家庭用などのプリンターで使用されたインクカートリッジは、製造元のキヤノンなどが回収していますが、これとは別にエコリカは、家電量販店などからカートリッジを回収して、インクを再注入するなどして、リサイクル品として販売しています。エコリカによりますと、純正品よりも約2割~3割安く販売していて、シェアはキヤノンなど純正品メーカーに次ぐ業界4位です。  しかし、キヤノンが2017年から一部のインクカートリッジの仕様を変更して、インクを再注入した製品では、プリンターにエラーが出て正常に使えなくなったため、販売ができなくなったといいます。  そのためエコリカは、キヤノンの仕様変更が『独占禁止法で禁じられている競争者に対する取引妨害』にあたるとして、約3000万円の損害賠償を求める訴えを起こしました。  (エコリカ 宗廣宗三社長 10月27日の会見)  「純正品を使うのか、安くて環境にいい再生品を使うのかというのは、私どもが決めることではないんです。ユーザーが選択することだと思うんです。ですから、ユーザーの選択肢を奪うというのはどうなんだと。こんなことを、環境を標ぼうするキヤノンさんの経営者がやっているとは思えない。」  訴えに対してキヤノンは「訴状が届いていないのでコメントできない」としています。

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(2020/10/27)