100万円台で狙える中古のジャガー XJ-Sは買い得か? 今こそラストチャンス!(GQ JAPAN)

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ジャガーXJ-Sについてまずは説明したい。歴史的名作になった「Eタイプ」の後継モデルとして、1975年9月に誕生したのがXJ-Sである。ただ、Eタイプが純然たるスポーツカーであったのに対し、新生XJ-Sはメルセデス・ベンツの「450SLC」やBMW「6シリーズ」などとおなじカテゴリーに属する高級な4座席グランドツアラーとして開発された。 ベースになったのは1968年誕生の初代「XJサルーン」。ホイールベースを2590mmに切り詰めたフロアユニットに、Eタイプとおなじくマルコム・セイヤーの原案による空力的クーペボディが組み合わされた。登場当初に搭載されたエンジンは、Eタイプ・シリーズ3やXJ12とおなじ、5343ccのV型12気筒エンジンだった。 その後1983年には、新設計の3.6リッターの直列6気筒24バルブユニットを積んだベーシックモデルが追加されるとともに、ドイツ・カルマン社との協業によって、タルガ式トップにリア側のみ折りたたみ可能なソフトトップを組み合わせたカブリオレも設定された。 デビュー当初こそ信頼性に慢性的な問題を抱え、スタイリングについても不評が囁かれたXJ-Sだったものの、ジャガー首脳陣と技術陣の努力で信頼性を回復すると次第に評価は高まり、その美しさまで認められてゆく。 さらに1988年にはカブリオレに代わってフルオープンのコンヴァーティブルが追加されると、北米マーケットを中心に遅咲きのヒットとなった。 1991年末には大規模なマイナーチェンジを実施し、独特な三角形のテールランプをコンベンショナルな横長のものへと変更。車名も、XJ-Sからハイフンを省いたXJSへ改称された。このマイナーチェンジのとき、6気筒版のAJ6ユニットは、既にXJ6(XJ40系)に搭載されていた4.0リッター版へと拡大。4速ATが組み合わせられた。 その後も、前後バンパーを樹脂製に変更するなどといったフェイスリフトを受けながら、1996年まで生産された。実に21年間の長きにわたって販売された超ロングセラーモデルになったのだ。

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(2020/10/27)