「電子産業のコメ」MLCCで日本の村田と競争…サムスン電機、自動車市場に進撃(朝鮮日報日本語版)

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 サムスン電機は今年第3四半期(7-9月期)、3000億ウォン(約280億円)台の営業利益を計上した。売り上げ全体の約40%を占めるMLCC(積層セラミックコンデンサー)がドル箱の役割を果たし、市場予測値(2600億-2800億ウォン=約240億-260億円)を大幅に超える収益性を示したわけだ。サムスン電機は26日、第3四半期の業績発表後、電話会議で「第3四半期からMLCCの需要が回復し、稼働率がフル稼働レベルまで上がった」とした上で「第4四半期もフル稼働を維持するものと予想される」と説明した。 ■「世界で最も革新的な企業」1位はアップル、サムスン5位、ソニーは?  MLCCとは、電子回路が安定的に作動できるよう電流を調節し、部品間の電磁波の干渉を防ぐ超小型の部品だ。ほとんどの電子製品に入っており「電子産業のコメ」と呼ばれる。KB証券によると、世界のMLCC市場の規模は今年の16兆ウォン(約1兆4900億円)から2024年には20兆ウォン(約1兆8600億円)へと成長する見通しだ。  サムスン電機はIT・産業用MLCCに次いで、自動車電装(電子装備)用のMLCC事業を拡大し、世界1位のMLCCメーカーである日本の村田製作所を追撃している。電子部品の国産化をリードしてきたサムスン電機がMLCC市場の王座に上り詰めることはできるのか。 ■MLCC、サムスン電機のキャッシュカウ…村田との激しい神経戦  故・李健煕(イ・ゴンヒ)会長による新経営宣言以降、サムスングループの電子部品メーカーであるサムスン電機は1994年に10大主力製品を定め、生産能力を世界最高水準に高めた。当時の10大主力製品の一つがMLCCだ。  サムスン電機は1995年、韓国の電子部品メーカーとして初めて売り上げ1兆ウォン(現在のレートで約930億円)を達成したが、昨年は売り上げ8兆408億ウォン(7500億円)を記録した。MLCC、カメラモジュール、基盤がキャッシュカウ(ドル箱)の役割を果たした。

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(2020/10/27)