KYONO「より芸術性の高い作品を目指した」新譜に込めた想い:インタビュー(MusicVoice)

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ーー『S.A.L』というタイトルですが、これはどんな意味で付けたんですか?  「S.A.L」は、Stem Data、Artistry、Loud Musicの頭文字を取って付けました。去年の暮れに「S.A.L」と「IN THE MORNING」を作って、今年の1月にライブをやった時にこの2曲も披露したんです。それで今回のアルバムタイトルを考える時に、この「S.A.L」という曲名がアルバムにもピッタリだなと思って付けました。 ーーStem Dataというのは、デジタルレコーディングで使われる音のデータのことですよね?  そうです。今までもデータをやりとりしてレコーディングをすることはあったけど、今年はコロナ禍ということもあって、そういうデータをやりとりするレコーディング方法がメインになっていて。こういう風に作っていたんだよと、今作のレコーディングの状態を表す意味を込めています。 ーーゲストを迎えた楽曲は、そういうやり方で?  「THE WAY feat.Kj (Dragon Ash)」は自粛期間が明けてからレコーディングしたので違うんですけど、「STAY GLOW feat.TAKUMA (10-FEET)」は、完全にデータのやりとりでした。こっちでデモを作って、こことここを歌って欲しいという指示と共にメールして。TAKUMAは京都にある自分のスタジオで歌を録って、歌のデータだけ送ってもらってという感じです。TAKUMAは「言ってもらえれば直すので要望を言って欲しい」と言ってくれていたんですけど、最初から完璧だったので一発OKでした。すごくTAKUMAらしくて、曲と上手くハマってイメージ以上の仕上がりになったなと思います。 ーー『S.A.L』の「A」=Artistryは、芸術性ということで。  より芸術性の高い作品を目指しました。単なる歌ものの音楽ではなくて、よりアートなイメージを持って作ったと言うか。もともと自分が好きな音楽って、ジャケット写真やMVなどのアートワークも含めて、全体にアートを感じるものが好きなんです。音を聴いて絵や映像が浮かぶものと言うか。自分でもそういう作品を作りたいと思っているし、実際に今作の曲も、作りながら絵や映像的なイメージがあった曲が多かったし。トータルで見て、ペンキや絵の具で自由に塗りたくったような作品にしたいと思いました。

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(2020/10/27)