「大量湧水、可能性小さい」 JR東海、調査会社の記載を否定【大井川とリニア】(@S[アットエス] by 静岡新聞SBS)

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 リニア中央新幹線南アルプストンネル工事に伴う大井川の流量減少問題を巡り、JR東海は27日の国土交通省の専門家会議向けに提出した資料で、トンネル本線と交差する大井川の直下部分について「大量湧水の可能性は小さい」とする見解を示した。JRの委託を受けた地質調査会社は2013年に作成した資料で、同じ箇所の「施工上の留意点」として「高圧大量湧水の発生が懸念される」と記載していたが、JRはこの記載内容を初めて否定した。  地質調査会社の作成資料は、地質を調べたボーリング調査の結果に触れ「粘板岩の同一層準で大量湧水が発生している」とも記したが、JRは27日の提出資料で「(ボーリング調査で)幅3メートル程度の小規模な破砕質な区間を確認したが、湧水量も僅少で、特にトラブルなく掘削を進めている」とした。  一方で「同じ地層で湧水量が増えている箇所が確認されており、当該箇所で湧水量が増える可能性を否定できないことから、湧水に対する懸念を記載した」とも説明。「地質が急激に変化する可能性があり、湧水に伴うリスクを極力小さくしながら慎重に掘削する」と湧水発生の可能性は否定しなかった。  静岡新聞は9月、地質調査会社が作成した資料の記載内容を報じたが、JRは資料の一部を抜き出した不適切な報道と批判。資料の公表を求めた県の要請も2度にわたり拒否した。JRは今回、地質調査会社の作成資料の一部を抜き出し、国交省専門家会議に提出した資料に掲載した。

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(2020/10/27)