ブリュガー監督「北、制裁避け武器を密輸出…欧州・中東との取引網存在」(朝鮮日報日本語版)

【リンク先抜粋】
 ブリュガー監督は、3年にわたるおとり取材を通じ、北朝鮮が国際法と対北朝鮮制裁に違反する場面を超小型カメラに収めた。出演者たちが身分を偽って潜入し、隠しカメラで撮影する方式で、135分のドキュメンタリーを制作した。映画が公開されると、駐スウェーデン北朝鮮大使館は「制裁レベルを上げるための捏造(ねつぞう)」だと反発した。映画では、北朝鮮体制に魅了されたふりをした元シェフのラルセン(仮名)がスウェーデン大使館を訪れ、北朝鮮の外交官たちと違法な武器取引について話し合い、元フランス軍人のジェイムス(仮名)が平壌郊外で北朝鮮の武器工場の代表らと5000万ドル規模の契約を結ぶ場面などが映されている。  ブリュガー監督はインタビューで「北朝鮮が制作した武器を販売するために、朝鮮労働党の官僚と欧州・中東のシェフたちをつなぐ広範囲な犯罪ネットワークが存在する」として「個人に対してまでも最先端の兵器を販売しようと手を伸ばしている」と話した。同監督は「240ミリ多連装ロケット発射器から射距離1350キロのスカッドミサイル、戦車まで載っているカタログを持ち歩き、営業している」「対北朝鮮制裁によって外貨を稼ぐ道が閉ざされたため、違法な武器取引に必死ですがっている。制裁が本当に効いており、北朝鮮を苦しめている」と話した。  ブリュガー監督はその上で「国際的な対北朝鮮制裁に、依然として穴は存在する」と指摘した。同監督は「対北朝鮮制裁決議・履行を監視する義務のある中国の黙認下で、密取引があちこちで発生している」として「このため北朝鮮は『われわれは何だってできる』という自信を持っている」と述べた。さらに「北朝鮮の武器拡散と制裁違反をやめさせることに役立つのなら非常にうれしい」として「国連の対北制裁委員会の専門家団と会って、経験を分かち合いたい」と話した。  ブリュガー監督は「北朝鮮は他の国、特に韓国を恐喝し、絶えず苦しめる不法政権」だとして「善意に頼る太陽政策ではどんな問題も解決できない」と話した。さらに「韓国政府が北朝鮮のとんでもない非理性的な要求にしっかり立ち向かうことが重要だ」と指摘した。

続きはこちら

(2020/10/26)