クーパン物流センターのコロナ感染者ら「後遺症で苦しんでいるのに会社は謝罪もない」(ハンギョレ新聞)

【リンク先抜粋】
 インターネット通販会社のクーパン富川(プチョン)物流センターから広がった新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に感染した人々は、陰性判定を受けた後も日常生活に戻れずにいる。今年5月末、クーパン富川物流センターでは、会社側が感染予防措置をきちんと取らず、職員84人、家族など周辺の人68人など、計152人が陽性判定を受けた。彼らはクーパンのずさんな防疫のために家族まで被害を受けたと主張し、適切な補償を要求している。  今年5月15日、小遣いを稼ぐために富川センターで梱包業務をしていた大学生のCさん(19)は、たった1日働いた間に新型コロナに感染した。5月26日、遅れて「密接接触者」に分類され新型コロナ検査を受けたCさんは、家族全員が感染し、1カ月間入院しなければならなかった。Cさんは25日、ハンギョレの取材に対し「父の事業は莫大な損害を受け、中学生の妹は具合が悪くて学校の試験も受けられなかった」とし「勤務当時、距離措置もなく、防疫マスクを着用しない職員も咎めないなど、クーパンの防疫不備によって家族全員が新型コロナに苦しんだが、家族が受けた被害に対する謝罪と補償は全くなかった」と話した。Cさんはクーパンに責任を問うため、労災申請を準備している。  富川センターで働き、5月27日に陽性診断を受けたKさん(32)は、夫も感染した。Kさんは退院して4カ月が経った今も深刻な後遺症で苦しんでいる。1日に何度も理由もなくひざが痛くなり、突然痛みを感じる。仕事を掛け持ちしても元気だった体力も、目に見えて落ちていった。Kさんは退院後、比較的業務の強度がゆるいクーパン内の防疫状況監督官として働いているが、1時間も立っていられず、2日働き1日休んでやっと持ちこたえている。Kさんは「新型コロナに感染した事実を近所の人たちに知られないように、家の近くの商店に行くのも大変な状況なのに、まだクーパン側は一言の謝罪もない。休業手当のほかに何の補償もなかった」とし「多くの労働者の人生を台無しにしたクーパンは、正当な補償をしなければならない」と要求した。  富川センターで働き、家族全員が感染したJさん(45)の夫のAさん(54)は、いまも意識不明の状態だ。Aさんは6月、コロナウイルスが肺まで広がり心停止した後、意識を失った。病院も治療が難しいと判断し、Aさんを仁川のある療養病院に移した。Jさ

続きはこちら

(2020/10/26)