原発「この10年は再稼働への努力期間」 梶山経産相会見詳報 (産経新聞)

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 菅義偉首相が所信表明演説で温室効果ガス排出量を2050年までに実質ゼロにする目標を掲げたことを受け、梶山弘志経済産業相は26日に省内で記者会見した。主な発言は次の通り。 【会見冒頭の主な発言】  「(温室効果ガス排出量を実質ゼロにする)『カーボンニュートラル』は簡単なことではなく、日本の総力を挙げての取り組みが必要になる。高い目標やビジョンを掲げ、産官学が本気で取り組まなければならない。他方、課題解決を実現し、世界にも貢献していくことは、新たなビジネスチャンスにもつながる。この挑戦は、日本の成長戦略そのものだ。あらゆるリソースを最大限導入し、経済界とともに、経済と環境の好循環を生み出していく」  「(実現へ)再生可能エネルギー、原子力など、使えるものを最大限活用するとともに、水素など新たな選択肢も追及していく。再生エネは、コスト低減、系統(電力網)の整備や、柔軟な運用、蓄電池の活用を行いながら最大限導入し、原子力も活用していく」  「カーボンニュートラルを目指すうえで不可欠な水素、蓄電池、(二酸化炭素を燃料に再利用する)カーボンリサイクル、洋上風力などについて、具体的な目標年限とターゲット、制度整備、社会実装を進めるための支援策などを盛り込んだ実行計画を年末をめどに取りまとめていきたい」  「経済成長と環境の両立に向けた世界的な動きの先頭に立っていきたい。カーボンニュートラルの取り組みは簡単なことではなく、国民1人ひとりが自分事として取り組む必要がある。我慢の先にカーボンニュートラルがあるのではない。カーボンニュートラルに取り組むことが将来の企業収益につながり、経済と環境が好循環していく-。このような日本経済をつくっていきたいと思っている」 【主な質疑応答】  --原発の再稼働が進んでいない現状をどうみる  「この10年間は、再稼働への努力期間だと思っている。信頼を取り戻す期間でもある。そういったことも含めてしっかりと対応していく。すべての電源を利活用していくという中で、原発は電源の一つとして有効な手段だと思っている」  --今回掲げた目標に関して、梶山経産相は菅首相とどんな話をしたのか  「これは菅首相からのご下命だ。首相の決断に対して、われわれはしっかりと対応していくことになる」  --2030年度の電源構成の見直しや温室効果ガスの削減目

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(2020/10/26)