【コラム】“ストライカーの指南役”小林伸二監督の下で北九州FWディサロ燦シルヴァーノが覚醒(SOCCER DIGEST Web)

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「ストライカーは育てるものではなく、生まれるもの」    それは一つの定説で、真理に近い。 【動画】27節の長崎戦で決めたディサロ燦シルヴァーノのゴールをチェック!  生来的な資質、キャラクターが大きく影響する。得点を取る才能はトレーニングでは得られない、というのが定石である。特別なポジションだ。  しかしながら、トレーニングによって研ぎ澄まされる部分はあるだろう。  スペイン・サッカー史に残る伝説的ストライカーであるラウール・ゴンサレスは、10代前半にコーチとマンツーマンで、あらゆる形のシュートを繰り返し練習したという。ゴール前で相手を背に受け、右足アウトサイドのトラップで反転し、左足を振り抜く。  あるいは、ワンタッチで左後ろに落とし、右に反転して左足にパスを呼び込んで、ダイレクトで合わせる。基本的なシュートのパターンをいくつも、どちらの足でも打てるようにしつこく練習したという。そのたび、コーチから指摘を受け、修正し、完全なものにしたのだ。  トレーニングが重要なことは、言うまでもないだろう。監督やコーチの指導で、上達する面はある。あるいは、トップレベルのチームメイトとプレーすることで、成熟できる技術もあるかもしれない。本能だけでは、トップレベルでは安定的にゴールを取れないのも真理だ。 「(モンテディオ)山形に行ったことが、(キャリアの)転機になったことは間違いないです」  J1リーグで通算98得点を記録している豊田陽平(サガン鳥栖)が、得心した様子で説明していたことがある。 「(プロに入るまで)自分はフォワードの動きとかはあまり教えられてきていなくて、本能でやっていたんです。でも、シンさん(小林伸二監督)に丁寧に教えてもらって。くさび、ボールキープ、ヘディング、反転からのシュート、それにどうやって裏に抜けるのか。状況に応じた練習メニューをやってもらったら、ゴールを取れるようになりました」  当時、J2だった山形を率いていた小林監督の指導で、豊田はストライカーとして開花することができたという。  現在は、J2のギラヴァンツ北九州を率いる小林監督は、数々のチームを昇格させてきた請負人だが、ストライカー指南役としても知られる。豊田だけでなく、長谷川悠、田代有三、ドウグラス、鄭大世など過去に多くのセンターフォワードたちのポテンシャルを十全に引き出

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(2020/10/26)