“足着き”の不安を解消する車高下げ機能がすごい!ショーワの電制サス「EERA」を体験(レスポンス)

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ショーワの新型電子制御サスペンションの体験試乗会に参加してきた。長年にわたり2輪、4輪のサスペンションのトップサプライヤーとして培われた技術とノウハウが投入された最新システムの全容が公開されたのだ。 関連画像を見る 試乗会が行われたショーワのテストコースは、北米と欧州の典型的な路面を再現したワインディングや凹凸や段差のある特殊路、オフロードコースなどがあり、あらゆる走行環境でサスペンションの性能を試すことができる。試験車両はホンダ『CRF1100Lアフリカツイン』が用意された。 ショーワの「EERA」(イーラ)は電子制御式油圧バルブによって減衰力を制御する仕組みで、既存のサスペンションの性能を損なうことなく最適性能を目指したものだ。「サーキットで速く、しかも快適さも欲しい」、「車高が高いバイクでも、足着きを良くしたい」など既存のバイクの常識では難しかった相反する要素を解決するという。 ◆頭脳を持ったサスペンション 基本的には各種センサーからの情報をショーワ独自のロジックで解析し、車両に搭載されたECUと協調しながら前後サスの状態を制御する仕組みになっている。その制御は1000分の1秒という細かさで、走行中は常にコンマ数秒のうちに最適なサスペンションの状態へと調整し続けるというから驚きだ。まさに頭脳を持ったサスペンションである。 EERAは2018年からカワサキ『ZX-10R』や『ヴェルシス1000』、『Ninja H2 SX』などに導入されてきたが、2020年からCRF1100Lアフリカツインに「ジャンプ着地制御」を投入。これは着地の瞬間に減衰力を制御して衝撃を和らげつつ、同時にリバウンドの振幅を最小限に抑えることで姿勢を安定させる機能である。 さらに今回の試乗車には新たに「スカイフック」機能が搭載されていた。凹凸のある路面でもバネ下で衝撃を吸収し、まるで宙に浮いているかのような快適な走りを実現するもので、いずれ市販車にも投入が期待される機能となっている。 ◆アフリカツインで両足ベタ着き というように、EERAには多種多様な機能が盛り込まれているが、その中で最も印象的だったのが「ハイトフレックス」という機能だ。 これは停止時に自動的に車高を下げるシステム。試験車両はアフリカツインの欧州STDモデルがベースとなっているため、シート高860mm

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(2020/10/26)