モノ選びの達人・ハイロックがつくるバッグ、テーマは「エラー」。偶然の産物に隠された狙いとは(ギズモード・ジャパン)

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──「UNCAR COMPOUNDED」とオリジナルバッグコレクションを制作した経緯を教えてください。 ハイロック:UNCAR COMPOUNDEDからお話をいただきまして。過去にはチームでデザインしたことはあるけど、個人でバッグをデザインするっていうのは初めてだったんで、まずやるかやらないかのジャッジを自分の中で問いましたね。 というのも、バッグってジャンルとしてはさまざまなものがあるし、優秀なプロダクトが多いんですよ。登山などのアウトドア用途や日常使い、どの分野においてもバッグは重要なツールだから。その中で自分が作れるものってあるのかなって。 ──UNCAR COMPOUNDEDとして、ハイロックさんをオファーした理由は? 荒澤(UNCAR COMPOUNDED企画):ブランドのレギュラーラインは、ビジネス寄りで価格帯も少し高めに設定されています。ハイロックさんがおっしゃっていたように、バッグが世の中にたくさんあるなかで、UNCAR COMPOUNDEDとして既存のイメージにない斬新なバッグを提案したいという思いがありました。そこで雑貨やツール、さまざまなプロダクトに精通しているハイロックさんのデザインの知恵をいただけたら面白いものができるんじゃないかなと思い、お願いしたんです。 ──ハイロックさんは自身でも、メディアを通じて数多くのバッグを紹介してきていると思うんですが、その中で今回のコラボコレクションを引き受けて、デザインするに至るまでどのようなプロセスがあったんですか? ハイロック:バッグという分野の中で自分に何ができるか、というのはつまり“隙間”を探していくことなわけです。その“隙間”こそが今回のテーマにもなっているんですよね。 まずは僕が作る意味とか理由みたいなものをどう説明したらいいかをすごく考えました。僕がものを選ぶ際に思う“カッコイイもの”って2つあるんです。デザイナーがカッコイイものを作るぞって意志を持ってカッコ良く作られているもの。当然それはデザインプロダクトと呼ばれるものです。その一方で、意志を持たないカッコイイものもいっぱいありますよね。例えば、野球のグローブとかドライバーとか、極端に言うと道ばたにあるドラム缶とか。どちらかというと後者のものを表現したいなと思いました。 狙って作るから、そこにデザインの意志は介在しているん

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(2020/10/26)