脳インプラントで、テレキネシス=念力は可能になる?(ギズモード・ジャパン)

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Bradley Voytek(カリフォルニア大学サンディエゴ校准教授。Halıcıoğlu Data Science Institute所属、神経科学の大学院課程を指導) 非常にアカデミックな答えをするならば、ほとんど可能です。 テレキネシスが成立するには、われわれの脳波を読み取ってそれらの電気的な信号を変換し、現実世界での現象につなげる必要があります。脳波をたくさん読み取れば読み取るほど、その現象をより精密にコントロールできるようになります。 しかし、わたしたちが一度にどのぐらい意識を分散させられるのかが最初のボトルネックとなるでしょう。片手でお腹をさすりながらもう片方の手で頭をポンポンたたくことすらできない人もいるんですよ!そう考えると、たとえ脳インプラントの技術が飛躍的に進んで、将来それを使ってテレキネシスのようなことをできたとしても、一度に野菜を千切りにして、飲み物をグラスに注いで、メモをしたためることができるようになると考えるのはちょっとおこがましいですね。 それにエンジニアのみなさんにとっては残念なことに、ニューロンを含めた生物の営みはコンピューターにとって非常にノイズが多く、そこから信号を読み取ることは極めて難しいんですよ。ノイズレベルが高ければ高いほどデバイスのコントロールは効かなくなりますから。もしノイズもひっくるめて脳が出している電気信号すべてを現実世界の現象に変換してしまうデバイスがあったとしたら、意図せずともランダムな現象が起きてしまって最悪だと思います。 では、テレキネシスの定義を変えてみたらどうでしょうか。もしもそれが「体で直接触れずともモノを動かせる」ことだとすれば、はい! 現時点ですでに脳インプラントを使ってできますよ。 もっと言えば、脳インプラントなしでもできます。すでに市場に出回っているおもちゃなどで、脳内の860億個ぐらいあるニューロンから電気的な信号を読み取れる帽子をかぶれば、小さなロボットかなにかを前進させたり後退させたりできます。というか、こんなことはもう数十年も前から可能でしたよ。 でも、質問されているのはこういったことではないですよね。おもちゃの車をヘンテコな帽子をかぶりながら行ったり来たりさせるんではなくて、もっとX-MENのジーン・グレイみたいに視線を投げかけるだけで何かを空高く吹っ飛ばしたりだとか、

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(2020/10/26)