G大阪倉田が通算300戦「必死にやっているだけ」(日刊スポーツ)

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<明治安田生命J1:G大阪2-1柏>◇第24節◇24日◇パナスタ ガンバ大阪の元日本代表MF倉田秋(31)が、この試合でJ1通算300試合出場(52得点)を飾った。Jリーグ28年目の歴史で通算116人目。歴代1位は、今月にG大阪からJ2磐田に移籍したばかりのMF遠藤保仁(40)の641試合。 倉田は「300試合はどうやろ、一番近くでヤット(遠藤)さんの記録を見て来たので何とも言えない。まだまだ目指すところは遠い感じ。毎日、毎試合、必死にやっているだけ。その積み重ねでここまで来た。今後も続けていきたい」と控えめに喜んだ。記念試合をホームで迎えたため、キックオフ直前に花束贈呈のセレモニーも行われていた。 実際にこの試合の倉田は、いつもと違う気迫を感じさせた。左MFで先発していたが、ゴール前に顔を出す回数が多かった。 前半16分に右足でシュートを放てば、同39分にはFWパトリックへ絶妙のクロスで決定機を供給した。後半18分にも右足でシュートを放ち、同30分にはFWアデミウソンにラストパスを送るもゴールならず。その9分後の同44分、もう1度、アデミウソンにラストパスを送り、土壇場での決勝ゴールに結びつけた。 この日の倉田は“3アシスト”が記録されてもおかしくはなかったほど。今季は24試合3得点。背番号10の大黒柱としては、得点に直結する数字が欲しかったはずで、愚直なまでのプレーが続いた。 「率直に記念の試合で勝てたのはうれしい。最後まで全員が、勝利を目指して戦った結果がアデミウソンの得点につながった。あれ(決勝点)はアデミウソンがすごかった。俺はちょっとパスを出しただけ」と謙遜したが、堂々たる活躍だった。 07年にG大阪ユースから昇格し、今季がプロ14年目。C大阪など他クラブへ期限付き移籍はしたが、G大阪で12年以降は毎年30試合以上出場(J2の13年は除く)してきた超主力だ。この日は前半10分に左サイドで、若手のMF山本やDF福田と緊急の話し合いを行い、ポジショニングを修正した。31歳のベテランとしてチームの9戦不敗で2位浮上に、時に派手に、時に地味に、最大限の貢献をした。【横田和幸】

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(2020/10/24)