低下していた翡翠ダムの貯水量、7割強に回復 連日の雨が幸い/台湾(中央社フォーカス台湾)

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(台北中央社)北東の季節風や台風17号に伴う雨雲の影響で北部や北東部で連日雨が続き、5割を下回っていた翡翠ダム(新北市)の貯水率が7割強に回復した。経済部(経済省)水利署の王芸峰副署長は、北部の首都圏で水不足の心配はなくなったとの見方を示している。 翡翠ダムは、台北市や新北市に水を供給するダム。新北市や桃園市、新竹市に水を供給する石門ダム(桃園市)とともに、北部の水がめの役割を担っている。 台湾では今年、豊水期に台風が一つも来ず、両ダムの10月初旬の貯水率はいずれも5割以下に低下。水不足を懸念した同署は、14日から桃園市、新竹県、苗栗県などで夜間の減圧給水を実施するとともに、同3県市の一部でかんがい用水の供給を停止するなどして対応していた。 水利署によれば、今回のまとまった雨によって、翡翠ダムの貯水率は75%近くまで増加。これによって負担が軽減した石門ダムの貯水率も48%以上に戻ったという。 一方の南部でも今年は、通常7、8割を誇る曽文ダム(台南市)の貯水率が3割を割り込む特殊な事態に。だが、主要な給水先となる烏山頭ダム(同)の貯水率が7割に達していることや、南化ダム(同)や阿公店ダム(高雄市)なども満水位に近いことなどから、同署は年末までの給水は問題ないと予測。その上で、11、12月に強まる北東の季節風が豊富な雨をもたらすことに期待を寄せている。 (梁珮綺/編集:塚越西穂)

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(2020/10/24)