中国でフードバンク拡大中(東方新報)

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【東方新報】中国で「浪費は恥、節約は栄誉」のスローガンとともに「食べ残し禁止令」が打ち出されているなか、福建省(Fujian)ではケンタッキーフライドチキン(KFC)・フードバンクの第一号店がスタートした。ケンタッキーで売れ残って本来廃棄するフライドチキンなどを無料で市民に提供する自動受け取りスタンドが設置されたのだった。  こうした取り組みは実は、中国ではこれが初めてではなく、上海ではすでに大規模なフードバンクネットワークが存在する。上海緑洲公益発展センターという慈善団体による中国初の緑洲フードバンクだ。2015年に浦東(Pudong)塘橋に中国初の社区型(地域住宅区型)フードバンクとして始まった。  フードバンクとは、食べ物を貯蔵し、貧しい人々のために食べ物を再分配するというのが本来の意味である。今は、食品を生産、販売するプロセスで賞味期限間近なもの、あるいは余剰の食品を必要な人に無料で分け与え、食糧の無駄を回避するシステムとして世界中で運用されている。  緑洲フードバンクの支店の一つの周家嘴家庭支援センターでは、午前8時半ごろ、玉ねぎ、ピーマン、なつめ、なすなどの野菜をいっぱいにのせたトラックが上海虹関路からドイツのスーパーチェーンのアルディ(Aldi)からやってくる。ここは2018年4月に正式運営が開始され、今年8月末まで、上海のスーパーチェーンの環球超市など6社の企業から品質保証期限間近の食品1万8587件をのべ8795人に支給してきた。最近は生鮮食品スーパーマーケットの盒馬鮮生(Hema Xiansheng)宝地店とアルディの2社も毎日野菜と果物を提供される。  このあたりの住人のうち、生活困難家庭の20人が毎日、こうした野菜を受け取りにくるという。午後4時半になってまだ食品があまっていたら、近くの環境衛生署にもっていき、そこで働く50人近い労働者に受け取ってもらう。このフードバンクは毎日およそ100品の食品が放出されているという。  食品生産企業、飲食店、スーパーなどで出てくる品質保証期限を過ぎた食品は、これまでは食品安全法にもとづき、廃棄しなければならなかった。 「一部の食品は品質保証期限をすぎても、味や食感が悪くなるが、食べても安全なものがある。これらも廃棄処分になっている。」フードバンクの責任者でもある上海緑洲公益発展センターのプロジ

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(2020/10/24)