乳がん手術後も気軽に温泉へ 胸元覆う「入浴着」知って…経験者グループが啓発活動(@S[アットエス] by 静岡新聞SBS)

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 入浴着の啓発動画を公開したのは、静岡市清水区の増田郁理[かおり]さん(43)と滋賀、兵庫、徳島の3県の乳がん経験者計5人でつくる「入浴着普及委員会 bath to LOVE(バストラブ)」。増田さんが7月に乳がん経験者を対象に開いたオンラインのお茶会に参加したメンバーで結成した。  増田さん自身、「無類のお風呂好き」。昨年9月に右乳房の全摘手術を受ける以前は、週1回、夫や娘と温浴施設で過ごすのが習慣で、年数回は温泉旅行に出掛けていた。だが、手術後は温泉、温浴施設へ行くのをためらうようになった。  インターネットで入浴着の存在を知ったものの、認知度が低く、施設や利用客からの理解が得られるか不安に思い、使用できずにいたという。お茶会で出会ったほかのメンバーも似た思いを持っていると知り、入浴着の普及活動に取り組もうと考えた。  増田さんに賛同し、焼津市のお絵描きムービークリエイター山田蓉子さん(35)が動画制作への協力を快諾。ホワイトボードにイラストやメッセージを書いていく手法を用いて、手術痕を気にして温泉に行けない女性の気持ちや、入浴着は衛生面からも問題がない点などを約2分間の動画にまとめた。  増田さんは、乳がん経験者の中には「入浴着を使わずに入浴したい」という声もあることに触れた上で、「使う、使わないはあくまでも個人の自由。ただ、選択肢は多い方がいい。シャワーキャップのように、使いたいと思う人が気軽に使える日がくれば」と願う。  啓発動画は9月下旬から、ユーチューブチャンネル「入浴着普及委員会 bath to LOVE」などで公開している。メンバーは各県の温泉、温浴施設に動画を紹介し、館内での上映や、ウェブサイトのリンクなどの協力を呼び掛けている。増田さんは「見た人に入浴着を知ってもらうと同時に、乳がんや自身の体に関心を持ってもらい、セルフチェックや検診にもつながればうれしい」と話した。  動画のURLは<https://youtu.be/c1PRdn3cIVU>。

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(2020/10/24)