楽天田中貴也「食らいついて」移籍後初づくしの躍動(日刊スポーツ)

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<楽天4-5日本ハム>◇24日◇楽天生命パーク 新天地で初物尽くしのスタートを切った。巨人からトレード加入の楽天田中貴也捕手(28)が「9番捕手」で移籍後初出場、初スタメン。プロ初安打初適時打を含む2安打1打点と躍動した。 【写真】小深田の逆転2点本塁打から生還した田中貴はナインとエアタッチを交わす 2点を追う4回1死三塁。1ボールから日本ハム河野の真ん中低め直球を、ほえながら捉えた。打球は一、二塁間を抜け、プロ6年目、通算2打席目でうれしいプロ初安打が初適時打、初打点に。「1打席目にバントミス、空振りでゲッツーになってしまい、うれしさはなかったですが、振り返ってみると、今まで支えてくださった皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです」。2回無死一、二塁でのプロ初打席で送りバントを失敗。空振り三振に倒れた悔しさも力に変えた。 苦労を乗り越えた。山梨学院大から14年育成ドラフト3位で巨人に入団。18年9月1日中日戦で代打でプロ初出場も、代打の代打を送られ、打席には立てなかった。 今年9月28日に金銭トレードで加入。移籍後は2軍で10試合に出場し打率4割5分を記録。10月18日に1軍昇格を果たした。 この日は打撃練習前にスタメン出場を知り「いつも準備はしていたので、やってやるぞという気持ちでした」。6回1死での第3打席でもロドリゲスから左前打を放った。「食らいついていった結果が良い結果になって良かったですし、すぐ2本目が出て良かったです」。 守備では終始落ち着いて6投手をリード。「組んだことのないピッチャーばっかりだったので、いろいろなデータ、その時感じたこと、思ったこと、自分を出してリードをしようと心がけました」。フル出場を果たしたが8回に同点、9回に勝ち越しを許し悔しい敗戦となった。 「すごく緊張しましたし、ミスも、いい所もありましたが、試合に負けてしまったので悔しい気持ちでいっぱいです」。それでも攻守に存在感を示し、1軍定着、スタメンどりへアピールした。「1軍で初めての試合でしたが、緊張感のある試合ですごくいい経験ができたと思っています。試合には負けてしまいましたが、これを今後にしっかり生かして、競ったゲームでも最後まで任せてもらえて、勝ちきれるキャッチャーになりたいです」と力を込めた。

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(2020/10/24)