航路錯誤の漁船、NLL越えるまで…韓国海警・軍の遅い対応(中央日報日本語版)

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17日に韓国漁船が航路の錯誤で西海(ソヘ、黄海)北方限界線(NLL)を越えた当時、海洋警察はこれを阻止できず、海軍は対応が遅かったことが分かった。先月22日に西海NLL近隣で行方不明になった韓国海洋水産部の公務員が北朝鮮沖で見つかり殺害される事件が発生したにもかかわらずだ。深刻な事件が発生しても軍・警はまだ緊張が緩んでいるという批判が出ている。 韓国軍合同参謀本部によると、17日午後12時45分ごろ、海軍レーダーに西海牛島(ウド)の南西6.5キロの海上で北側に向かう船舶が最初に確認された。漁船位置発信装置(V-PASS)でこの船舶は京畿道(キョンギド)金浦(キンポ)船籍のクァンソン3号と確認された。当時、この船は西海の操業限界線(NLL南側18.5キロの海上)をすでに越えていた。漁船が操業限界線を越えれば海警がこれを阻止したり、軍に直ちに協調を要請しなければならない。しかし軍は当時、海警からいかなる通知も受けていないと明らかにした。 海警が1次遮断をしていない状況で軍の対応も遅かった。軍は昼12時54分、別のレーダーでクァンソン3号をもう一度確認した後、12時56分からこの船に50回以上にわたり戻るよう指示を送った。軍がクァンソン3号を最初に確認してから11分後の措置だ。 結局、クァンソン3号は軍の指示に反応せず、午後1時ごろNLLを越え、10分間ほど北朝鮮海域に留まった後、NLL南側に戻った。海警の調査の結果、水産物を運搬するこの船にはベトナム国籍の船員2人と中国国籍の船員1人の計3人が乗っていた。3人は無線機を切った状態であり、航路錯誤でNLLを越えたという。海警はクァンソン3号が南側に戻った後の当日午後、国際商船網を通じて「我々の漁船が航路錯誤でNLLを越えたが、すぐに南下した」という内容を北朝鮮側に知らせた。この日、海軍高速艇も緊急出動して漁船に警告したが、北朝鮮側に特異な動向はなかったと、合同参謀本部は明らかにした。

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(2020/10/20)