「鬼滅の刃」ヒット一因にステイホーム(スポーツ報知)

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 16日公開のアニメ映画「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」(外崎春雄監督)が、18日までの3日間で興行収入が46億2000万円に達したと、東宝とアニプレックスが19日発表した。全国403館で上映され、観客動員数は340万人を超えた。公開3日間の興収、観客動員数は過去最高。  「鬼滅―」の大ヒットの一因として新型コロナウイルス感染拡大によるステイホームが考えられる。  関係者は「今回の映画はテレビアニメの続編。19年に放送が終了したが、自宅でネットフリックスなどの動画配信で見る人が増え、映画の公開を待ち望んでいたのでは」と分析。今回の劇場版は、初見の人でも分かるような、あらすじ紹介がなく、テレビ版から続く形で本題に突入する。それでもヒットしたのは、それだけ“予習”を済ませていた人が多く、ブームのすそ野の広さを物語っている。  アニメに詳しい映画関係者は「主人公から脇役までキャラクターを個性豊かに描き、それぞれにファンが付いている。敵キャラも死ぬ間際に走馬灯のようにバックボーンが描かれて共感を呼ぶ。クスッと笑えて、ホロッと泣ける場面もあり、子供から大人まで楽しめる」と内容を評価。「ジョジョの奇妙な冒険」など名作漫画のオマージュも随所に盛り込まれ、マニア心をくすぐるのも特徴だ。  原作者・吾峠呼世晴(ごとうげ・こよはる)氏にとって「鬼滅―」は連載デビュー作だが、アニメ制作会社「ユーフォーテーブル」の存在も大きい。関係者は「同社の作画、演出能力が非常に高い。原作でサラッと触れる場面でも映画では繊細なタッチで描かれている。だから、原作を読んで内容を知っているファンでも満足できる」と語る。  フジテレビでもアニメの再放送が始まっており、今後も“鬼滅旋風”は続きそうだ。  ◆「鬼滅の刃」 鬼に家族を殺された主人公の竈門炭治郎(かまど・たんじろう)が、鬼と化した妹・禰豆子(ねずこ)を人間に戻すため壮絶な戦いに挑む物語。2016年2月から今年5月まで「週刊少年ジャンプ」で連載され、昨年テレビアニメ化された。映画では蝶屋敷での修業を終え、次なる任務の舞台「無限列車」に乗り込んだ炭治郎と仲間たちが鬼との戦いに挑む。

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(2020/10/20)