人間関係がうまくいかず、仕事に悪影響がよく出る人の処方箋【不摂生でも病気にならない人の習慣】(サライ.jp)

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この考えに至ったのは、留学先のロンドンでの経験からです。 ロンドン大学付属英国王立小児病院の外科に勤務した時の話ですが、そこで中心的だった医師から、初対面でいきなりこう言われたのです。 「I don’t believe anybody」 直訳すれば「私は誰も信じない」。 いわば「お前のことなんて信用しないからな」と言い放たれたのです。私は腹を立てました。失礼な奴だ。それが最初の印象です。 ところが彼は構わずこう続けました。私に対し、「今から、外科の基本を教えてやる」と言うのです。 トップ医師の言葉です。私は身構えました。ところが、またしてもこう言ったのです。 「Don’t believe anybody(誰も信じるな)」 もちろん最初は反発しかありませんでした。「信用しない」なんて、人として疑問だと思いました。 ところが、手術に臨んだ際、ようやく彼の言っていることの一端が理解できました。 私たち外科医の現場は、常に患者の命を預かっています。「動揺すること」は絶対に許されません。 動揺し、自律神経が乱れ、判断を誤るようなことがあれば、それは「患者の死」に直結してしまうからです。 しかし、手術室とて、想定外のことが起こります。小さなミスもある。 例えば、大事な局面で、スタッフが初歩的なミスを起こしたらどうでしょうか。 「なんでそんなミスをしたんだ!」 と怒りが抑えられなくなるのではないでしょうか。怒髪天とはこのことです。 しかしこの「怒り」は、良い結果をもたらしません。怒りで自律神経が乱れ、平常心も失ってしまうでしょう。手術の現場では、否応なく緊張で交感神経が高まりますから、バランスをとるためにも、必要なのは普段よりリラックスして、副交感神経を高めることなのです。 ではどうするか。ここであの言葉の意味がよくわかります。 「誰も信じるな」 つまり、最初から相手に期待しなければいいのです。「相手はミスをするもの」と最初から思えばいい。 そのスタンスでいると、常に最悪の状態を想定し、そのための準備もぬかりなくやっているので、いざという時、冷静さを保つことができるのです。 これは、モニターなどの機械に対しても同じです。機械の故障や設定ミスもあると考える。そうすれば、機械だけに頼ることなく、「自分の目で患者を診る」というチェック機能が働き

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(2020/10/20)