「マインドフルネス」とは/しんどうとも健康連載(日刊スポーツ)

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<医療ライター・しんどうとも「メンタル回復法」(6)> コロナウイルスが世界中で猛威を振るっています。私たちは感染予防で最善の注意を払いながら毎日を過ごしています。ストレス社会の今、心と体の健康状態をいかに維持するか、医療ライターのしんどうともが考えていきます。    ◇   ◇   ◇ 日々の疲れを癒やしたいと感じている人は少なくない。「心と身体の正しい休め方」(ディスカヴァー・トゥエンティワン)の著者で、禅僧、精神科・心療内科医の川野泰周さんはこう強調する。 「誤解されやすいのですが、マインドフルネスは瞑想(めいそう)法ではなく、“生き方のスタンス”を表した言葉です。どういう姿勢で生きるか、ということなのです」 医療者らによる「日本マインドフルネス学会」は、マインドフルネスの定義を、“いまこの瞬間の体験に意図的に注意を向けて、それを評価したり、判断したりすることなく、ただ観察すること”とする。 「少し難しいがそういう定義なんです。たとえばこう。意図的に注意を向ける、まず自分の行為に注意を向ける。呼吸なら呼吸に注意を向ける。とはいえ呼吸に注意するとかえって自然な呼吸って何だかわからなくなるし、鼻の空気の出入りを観察しようとすると、苦しくなって、ぜんぜん集中できなくなったりしますよね」 “これじゃダメだ、坐禅、瞑想になっていない”などと自らを否定すれば、それはマインドフルネスではないとも話す。 「マインドフルネスは、その集中できない自分をも受け入れる。評価や価値判断をしないでただそのまま受け入れる。やっていると観察する力と受け入れる力の両方が心の中で育まれていくのです」

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(2020/10/20)